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第56回宣伝会議賞反省会:その6

2019-02-12 | コピー

宣伝会議賞一次審査の結果を確認いたしましたので、
とりあえず一次審査を落ちた課題の反省、というものを
数回にわけてやってみたいな、と思います。

正解発表が「SKAT」発売(だいたいGW明け)になるから
「何でこれで落ちたの?」と書いてる本人としては思ってき始めたので
読まれてる皆様が各自でジャッジしていただければ幸いです。
そしていまだに連絡がないのでファイナリスト入りを諦め始めています。

第6回はこちらから。

17:サントリー
課題:伊右衛門が飲みたくなるコピー・ラジオCM

『「サントリー伊右衛門」ではなく「伊右衛門」あるいは「京都福寿園のお茶。伊右衛門」としてください。』
という指定があることから、「サントリー」ではなくあくまで「伊右衛門」ブランドの宣伝。
「伊右衛門」=「京都のお茶」というイメージを全面に出す・・・というか
もう「伊右衛門」=「京都」でいいじゃん、というところからスタートしました。

「湯上りの冷たい京都は、最高だ。」

「持ち歩ける京都、あります。」

「Walking with 京都のお茶。」

そこから味や健康に焦点を絞って

「よっぽど飲みすぎない限り怒られない、ほんとうのヘルシードリンクです。」

「水じゃ、味気ない。
 ジュースじゃ、甘すぎる。
 コーヒーは、苦すぎる。
 でも、消去法で選んだわけじゃない。」

どちらにしても、あまりビジュアルや味が浮かぶ作品ではなかったな・・・と
練りこみの足りなさを実感いたします。

18:JVCケンウッド
課題:企業ブランドの魅力を伝える広告

日本ビクターとケンウッドが合体したブランドがJVCケンウッド。
JVCのオーディオ、ケンウッドのカーステレオ/カーナビ/ドライブレコーダ、
ビクターのソフトウェアという各ブランドがありますが
そこに偏らないコピーを、という課題。

「安全と、快適さと、楽しさを、全部盛りで。」

「あなたの目と耳を、楽しませたり安心させたりするのに、忙しい会社です。」

「車内からオフィス、リビングまで、わたしたちは、います。」

あと、ブランドの擬人化、として

「ケン坊、今日は何を見せてくれるんだい?」

「ケンちゃん、って呼んでもいいんですよ。」

なんてものも。

『ブランドに偏らないコピーを』にこだわりすぎて、焦点がぼけてしまったのは
あったかもしれないなぁ、と思います。

19:清水建設
課題:「建設現場での働き方が変わる」と思わせるアイデア

自律型ロボットとの連携で働く、新しい建設現場の形をアピールし、
建設業をめざす人を増やしたい、という課題。
「人とロボットの協働」をポイントにおいてみました。

「(TVCM)

ロボット側の視点で現場の作業を映す。
できればBGMとかも入れず、現場のリアルな音で。
その中で自然にロボットとコミュニケーションをとる作業員がいればうれしい。

テロップ
「わたしと、ひとが、はたらく現場」

清水建設ロゴ。」

「おとうさんのしごとなかまは、ロボットです。
 きょうもいっしょに、おおきなビルをつくっています。」

「ひとよりも頑丈で、ひとよりも緻密。
 そんなパートナーと、つくりあげるもの。」

「一緒にランチも、ちょっと一杯もできないけれど、大切なパートナーです。」

「もうすぐ、あたりまえになる未来を、少しお先に。」

ロボットに夢中になりすぎて、「新しい建築現場のかたち」を表現しきれなかったことが
届かなかった理由かなぁ、とは思っております。

コメント
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