Rimshot!!!!

映画観たり、アメコミ読んだり、占いしたり。

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ

2021-12-03 | 映画

ジャーナリストとしての再起を賭けて、
連続殺人鬼のクレタス・キャサディの独占インタビューを行うエディ・ブロック。
寄生体(シンビオート)のヴェノムの助けも受けて発見されていない犠牲者の遺体を発見、
クレタスの死刑執行を決定させます。

しかし、クレタスに噛まれたことでエディの血液からシンビオートがクレタスに感染、
狂える大量殺人鬼・カーネイジを生み出してしまいます。
クレタスは「恋人」シュリークを探し出し、さらなる殺戮と破壊を繰り返す中、
エディとヴェノムは仲たがいして離れ離れに…

最狂の敵を相手に、エディとヴェノムは「リーサル・プロテクター」としての
絆を取り戻すことはできるのか?

前作公開から3年。
SSU(ソニースパイダーマンユニバース)という枠がいつのまにか生まれ
(続く作品は来年公開の「モービウス」に、もちろん「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」も)
今作も期待が高まる一作になっていたわけですが、
良くも悪くも前作同様の「ダークナイトやMCU以前のアメコミ映画感」を感じられる
そんな作品でございます。

それこそアメコミ映画の『最先端』であった「エターナルズ」とは
ベクトルも規模も何もかも違う作品なわけですが
(規模でいえばMCUドラマ最新作の「ホークアイ」は同じくらいですけども)
街の犯罪者から宇宙の危機までが同じ世界で展開するのがアメコミの醍醐味、であり
基本的にご町内レベルの物語である(本来はね)スパイダーマンのスピンオフである今作も
犯罪者とのバトル、悩めるヒーロー、という部分の味わいに
ヴェノムの「かわいさ」を楽しめるという今シリーズの特色を
たっぷりと楽しめる一作でございます。
そういう意味では期待したものが期待したように出てくる一作、とも。

ただ、「それ以上のなにか」を期待してしまうと物足りなさは感じるのかな、とも思います。
(「大きな広がり」については今後に期待、でありますが)

それにしても、海外10月公開が日本では12月、
海外では「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」が12月で日本では1月、って…
…ソニー、日本企業ちゃうんかい。
こっちはともかくスパイダーマン遅れ公開はしばかれても文句言えんぞ。
(MCUの今後にがっつり絡むネタバレ厳禁の話っぽいのに…)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする