怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

伝統建築物を外国に売らないようにする対策

2016年11月06日 | カテゴリー分けするのに飽き
街中のポスター。
田舎の美しい風景写真に、何か足りないぞ、と添えている。
白く抜かれている部分は教会だったのか?

うん、教会みたいだな。

こうした伝統的な建築物維持のための寄付を募るキャンペーンのようだ。
そういえば、スコットランド在住日本人が私に書いていたな。
「教会維持ができなくて、アジア各国に売る」と。
へ?教会を売るって、建物?
そうらしい。どういう風に運搬するのか想像も付かないが、輸送して現地でその建物が甦るらしい。
結婚式場などになると書いてあったかな。
スコットランドに住んでいて身近に触れるさまざまな状況報告を読んでいると、それはドイツの未来にも思えた。
例えば難民と原住民の差なども。難民の方がいろいろな面で優遇されているんですって。
医療費の窓口負担はないが、そうした保険を使う場合、診察は数週間から数ヵ月後になるのだそう。(ドイツも風邪引いて病院に行こうとすると数週間後にやっと診てもらえる、と聞いたことがある。私は風邪くらいでは医療を受けることはないので経験していない)

スコットランド在住E子さんの記述を許可を得て、ここにちょいと紹介。
大多数の庶民は 町医者に会うのに4週間待ち。人間ドックなんて 存在さえ知りません。子供の予防接種を拒否したら、町医者の患者リストから削除され、医者にかかれなくなります。歯医者はもっと足らなくて、プライベートじゃなきゃ歯医者に逢えず よほど痛くないと、何年も歯科医院に行ってない大人が ごろごろしていそうな国ですよ。 医療保険は 高いから公務員の我が家には払えませんから、国営のNational health seevice に頼っています。税金から賄われているので、毎度 財政難で 何も期待はしていません(涙)

国民皆保険制度は、第二次大戦後の英国から始まりました。英国は NHS(国営保険)は無料です。かかりつけ医に登録して、必要に応じて、専門医にまわされます。薬代は 一部負担から、子供は無料とかありますが、歯科は子供は無料らしいですが、大人は有料で、100%プライベートしか見ない歯科医もるとか。

アメリカは医療が高いでしょ。英国は無料だから 具合が悪くなると帰ってくる人もいるんですよ!


(追記 現在は大人も処方箋薬は 無料、ただし、高価なものは処方できないとか。)

とりあえず、ドイツはスコットランドに続かないよう、教会を売らずに寄付金集めで維持しようとしているのだろう。
ちゃんと口座番号が詳しく書かれている。
熱心に撮影していた私を、通り過ぎる人々は「寄付するのかな」と見ていたかもしれない。


私の行動範囲で観察する限り、ここは次々と新しい店、レストランやカフェができていく。
数日前に開店したこのカフェ、ずっと満席のようだ。
そうだ、みんな、頑張って稼いで、税金払ってここの教会を中国や韓国に(日本も買っているかも?)売らないように頑張って欲しい。

席を譲らない理由を述べる

2016年11月06日 | カテゴリー分けするのに飽き
バスはほぼ満席だった。私も座席が無くて立っていた。
二人の高齢夫人が乗車してきた。

向かい合った席の向こう側に男女が座っていて、こちら側の窓側に一人座っていた。
向こう側の男女は大きなスーツケースのようなかばんを前に置いていた。
二人連れの女性の一人が、男女の前の通路側の空いている席に座るために尋ねた。
「そのかばんをどかして、彼女を座らせてくれませんか」
すると、座っている女性の方が答えた。
「どこにかのかばんを移動すればいいっていうの?」
この答えに、周囲のみんなは驚いた表情をしていたが、誰一人、彼女を責める人はいなかった。
確かに、立っている人も多く、かばんを移動するのは難しかった。
その女は更に言った。
「そこの席が空いているではないですか!」
彼女が指差したそこは、欧州人成人が二人座るには少し窮屈な場所だった。
しかし、そのおばあさんは反撃することも無く、そこに座ることとなった。
先に座っていたこれまた高齢の女性は大きなお尻を一生懸命詰めて、彼女のために席を作った。

座った彼女は、この凄い仕打ちについて、周囲に聴こえる声で話し合っていた。
反撃か?

ここは言いたいことを言ったほうが勝ちのようだ。
とても私には真似できない。
席を譲りたくなかったら、その理由を言うことができるだろうか?
今のところ、席を譲りたくないという経験が無いので幸運だ。
具合が悪くて、どこかに座りたくなった満席のバスでは、片っ端から尋ねていかなくてはならないだろう。
「私はいやです」
という答えが容易に返ってくるのだろうから、このドイツ!

この譲りたくなかった女は、降りるときにも暴言を吐いていた。
「ほら、どいてよっ!ここで降りなくちゃあいけないんだから!」
と、混んでいる車内で大きな声で騒いでいた。
もともとひどい性格の女なのだろう。
ドイツ中がこんな女に満ちているわけではないだろう。
大丈夫。
それにしても、今後バスを使うのがちょいと嫌に感じた経験だった。