怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

商売は腰を低く

2017年02月03日 | カテゴリー分けするのに飽き
宅配便が来たのかと思ったら、配達飲料の宣伝のおじさんだった。
試飲サンプルとカタログを配っていた。
私は絶対申し込まないので、断ろうと思ったけれど、彼が非常腰が低く、いや、ずっと腰を曲げている姿勢をしていたので、何だか哀れになってきた。
「そのサンプル全部は多すぎるので、一本だけください」
とお願いして、もらった。

 
なかなか美味しかった。
帰省したときだけお願いできないものかな、あはは。

あんなに低姿勢を一日中続けるのだろうか。
腰が痛くならないだろうか。
もしかして、腰痛は日本人に断トツに多いのかもしれない。

ドイツの生活で訪問販売にであったことはあまりない。
階下にいる義両親たちが先に応対してしまうからかな?
私は訪問物乞いには何度も出会った。彼らは低姿勢でも哀れっぽさを演じることもなく、実に堂々としている。
あれじゃあ、日本で訪問物乞いしたら、全く相手にされないだろうな。

もちろん、普通の販売人は客より威張っている印象の人々ばかりだ。
最近、ちょいと変わってきていて、某ファストファッションの店では、やたら店員の愛想がよく、また、それについてのアンケートなどもやっていたこともあった。
それでも、腰を折り曲げる姿勢になることは絶対ないだろう。
あれは日本独特の商売基本姿勢。

空が見えない実家生活。
窓からは隣の家。家と家の間からは向こうの高層マンションが見える。
都会の生活のほうが便利で刺激的なのだけれど、夫がいないのはつまらない。
お互いカウントダウンをし始めた。
もういくつ寝ると逢えるかな、って。