怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

いつもきちんとしていなくて良い気楽さ

2017年02月18日 | カテゴリー分けするのに飽き
在独日本人仲間から送られてきた画像。
入った喫茶店で気になって撮影したそうな。彼女がドイツ生活を楽しんでいる余裕が伺われる一枚。

センスのかけらもないテキトーな置き方だ。
それでも、客はちゃんと飲料に必要な砂糖やクリームを手に入れることができるのだから、全く差しさわりがない。
見方にもよるけれど、わたしの目から言わせれば、ドイツでは公の場の整い方はあまりよくなく、各家庭はきれいにされている印象だ。
日本は、単純に比較すると道路や公園、学校、役所などに掲示物や物資がたくさんあるけれど、きちんと管理されて整っている。一般家庭はその溢れた物資で整えようがなくなっている印象。
昔「欧州は公共物を大切にする」と読んだ記憶がある。
その頃とは立場が逆転してしまったのだろうか。落書きや風に舞うゴミ、ゴミ箱から溢れるごみはドイツの方が多い。
私は幼稚園や小学校で園庭・校庭のゴミを拾うトレーニングをした記憶がある。
ここの学校などでそういう教育をしているとは思えない。清掃作業は罰として与えられるものである国も多い。

日本は外できちんと礼儀正しくしていなくてはならないから、大変だと思う。
帰省時のテレビかラジオ放送だったか、世界で一番貧しい大統領かだれかが日本を訪れて、そのきちんとした日本人に大いに感動していたと報じていた。だが、彼は「日本人は幸せを感じて生きているのだろうか」とも付加えていたそうな。

ではドイツ人が日本人より日常に幸せを感じているかな?
大方の物事で日本より緩い印象だ。山になっているコーヒークリームにイライラする客は日本人だろう。

流行のベジタリアン

2017年02月18日 | カテゴリー分けするのに飽き
友人に誘われてベジタリアンレストランに行った。

二つの献立を二人で分けて食べた。左はじゃがいものスープ。スープという名前が付いていたけれど、水分はほとんどなく、じゃがいものカレー風味煮物という感じだった。
添えられたパンはスープに付いてきたもの。
右は野菜とレンズ豆を、おそらくしょうゆで味付けた全粒粉パスタ。
どちらも油分が少ないことが私にはとても気に入った。ここの食事、特に外食は食器にべっとりと油が残ることが多い。あっさりとしたこの味、義母には合わないだろうな、と思った。
驚いたことに、12時を過ぎると次々と客がやってきて、セルフサービスの店内は行列ができていた。
客層は、3,40歳代と思われる女性が多かった。
60歳代のドイツ人女性に「りすさん、あなたまだ肉なんか食べているの」と責められたことがあったな。
肉食を避ける人々が増えているのだろう。
肉を食べたくないとは思わないが、油分・塩分の濃い食事を好んで食べたくはないな。
そういった意味では、このレストランは私にあっている。
 
客たちにカメラを向けることができなかったので、こんな風に。
タイマーで自分たちを撮影するフリをして、店の内装を撮ってみた。自分たちも撮れているけど!

さて、この青いシャツを着た友人は、食べ終わると携帯電話を取り出して知人と話し始めた。
10分近く過ぎても終わらないので、私はちょいとイライラしてきた。
去年の夏、彼女と一緒に外出したとき彼女はポケモンGOに夢中でろくに私と会話をしなかった。
「やっぱり、中国人はダメだな」
とちらりと考えた次の瞬間、反省した。
彼女以外の中国人友人たちは、私と一緒のときは決して長電話をしたりゲームに夢中になったりしない。
彼女自身の性格を中国人全体のものとして見てしまいそうになった自分を戒めた。

紙切れに「次のバスで帰ります」と書いて、通話中の彼女に見せた。
話を終えることができないのか、そのまま席を立つ準備をしていた彼女。
バス停まで一緒に歩いたけれど、ずっと話しっぱなしだった。
もう、一緒に外出しないぞ、と私が決心したとき、彼女は通話を終えた。
「ごめんね!5分くらいで済むと思ったに、なかなか終わらなくて!」
そうか、一応、悪いと思っていたのね。謝罪にそっけなく「大丈夫よ」と答えておいた。

家に戻ると、メッセージに謝罪文が入っていた。
日本人以外がこんな風に重ねて謝ることは珍しい。本気で悪いと思っていたのね。
んじゃ、今後も一緒に食事や散歩に出かけることにしようか。