雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

飢餓系男子

2010-01-17 | 雑記
 女性に飢えている。などと言うと、「とんでもなくどうしようもない奴」と思われるかもしれないが、実際とんでもなくどうしようもない奴なので致し方ない。
 しかしながら、それにはちゃんとした理由がある。それというのも、仕事柄ほとんど女性に接する機会がないからなのである。仕事中はせいぜいで、前夜観賞自闘したAV女優の痴態を思い描き、恥ずかしながらの前傾姿勢をとるのが関の山。生身の女体などにはついぞお目にかかれない。
 であるからして、私生活中において稀に訪れる女性との交わりは大切にしたいと常々思っている。


 先日、コーヒー豆を買いに「タリーズ」に行ったときのこと。コーヒー豆を物色していた私の隣に、色白の若い女性店員さんがやってきた。彼女は新人さんなのか、一々ツッコミたくなるようなことを申してくれる。

彼女「コーヒー豆をお探しですか?」

  心中のツッコミ……いや、見れば判るだろう。

私 「あ、苦いのが、いいです」照れ臭そうに。

彼女「ではこれなど、エスプレッソ用ですので苦さは抜群です」

  心中のツッコミ……抜群て(笑い) てか、苦すぎねーか?

私 「あ、そうですかぁ」やばい、君が好きになった。

 如何せん、若い女性と接する機会の少ない私は次第に言葉少なになってしまい会話が続かない。これではいけない。ここはひとつ、エスプリの効いたジョークでも叩き込むべきか? などと思えば思うほどへどもどしてしまいワケがワカらなくなる始末。それでも彼女は、なんだか煮え切らない気持ちの悪い「間」に耐えつつも、懸命に私の面倒を看てくれる。こうなると私は俄然勘違いを起こし、更にはあらぬ妄想に駆り立てられたりする。もうコーヒー豆などそっちのけで、意識は隣の女体からプンプン発せられる匂いや息遣いに奪われている。さぁ、やがて我慢の限界だ。私は「くるっ」と身体を反転させると、徐に彼女を抱き寄せる。するとお互いの顔が近付く。彼女は「あ、いけません。お客様……」などと言いつつも、頬をほんのり染め、俯く。だがすぐに、ゆっくりと上目遣いで私の顔を見遣る。そして見つめ合う、二人。

 ……「それでは、ごゆっくりお選びくださいね」

 彼女のその言葉で「ハッ」と我に帰る。よもや、私のただならぬ妄執の気配を察知したわけでもあるまいが、彼女は私にそう言い置くと、いささか忙しくなってきた模様のレジ中へそそくさと戻って行った。
 私はすぐにコーヒー豆を選び、ついでにホットコーヒーを一杯注文して、席につき、しばらく彼女を視姦していた。

 などと言うと、「とんでもなく気持ちの悪い奴」と思われるかもしれないが、実際とんでもなく気持ちの悪い奴なので致し方ない。


 また、つい先日まで通っていた歯医者さんでのこと。私の担当になってくれた若い女性歯科衛生士さん。彼女は顔半分マスクに隠れてはいるが露出している部分(目、のみ)が辺見えみりに似ていてすこぶる可愛い。私は秘かに「えみりちゃん」と呼んでいる。
 そのえみりちゃん、小柄なのでしょうがないが、これがもうちょっと、あとほんの少し、胸がふくよかであったなら、一生懸命歯石取りをしてくれている際、そのおっぱいの感触をこの顔面に得られることが出来るのであるが人生そうそう美味くはない。よもや、このギリギリの線で客を悦ばせようと画策しているわけでもあるまいが、非常に残念である。しかしながら、なにくれとなく彼女の胸が顔面すぐ傍まで近付く機会があり、その度、「自らこの顔を持ち上げて、愛くるしいその胸に頬ずりしてくれようぞ!」などとも思うのだが、やはり若い女性と接する機会が少なく、その限られた時間を大切にしたい純情ボーイなので、そこは「ぐっ」と堪える。その代わり、歯医者さんに行った夜はえみりちゃんの淡い記憶を引っ張り出し、なにやら白濁としたものをしごき出したりする。
 それはさて置き、このような状態なので、なんともこの歯医者さんに行くのが楽しみで仕方なかった次第である。が、よもや私のそんな不埒な想いを悟られたわけでもあるまいが、予定より早く治療が終えられた。
 当初、彼女が言うことには「前歯に、ホント、小さいんですけど虫歯が見られますので、奥歯の治療が終わったらそちらも治療したいと思います」という話であったのだが、奥歯が終わるや否や、「今日で治療終了です」
 あの……前歯は? とも思うのだが、如何せんシャイなこんちきしょう。遣る瀬無さを隠しつつ、へどもどと「あ、ありがとうございました」と頭を下げるより他ない。
「お大事に」
 えみりちゃんは笑顔(目、のみ)で私を送り出してくれた。その夜、えみりちゃんの妄想で心の慰療をしたことは言うまでもあるまい。

 などと言うと、「とんでもなくサイコな野郎」と思われるかもしれないが、実際とんでもなくサイコな野郎なので致し方ない。


 そして今朝などは、「この娘と色んな猥褻な行為が出来るなら、そののち捕まって人生台無しになったって構いやしない!」というくらいの美少女中学生を出勤途中に目撃した。これほどの美少女にはなかなかお目にかかれるものではない。ポケットにつめ込んでそのまま連れ去りたい衝動に駆られながらも、なんとか自制し、今夜の自闘に持ち越す方向でその場を凌いだ。

 などと言うと、「とんでもなくどうしようもない、気持ちの悪いサイコな変質者」と思われるかもしれないが、実際とんでもなくどうしようもない、気持ちの悪いサイコな変質者なので致し方ない。



 私は、女性に飢えている。などと言うと……
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする