雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

他者とのぶつかり合いが物語、良くも悪くも

2024-07-23 | 雑記
世の中で起こることって、すべてがタイミングのような気がする。
あの日あの時あの場所で出会わなければ、ラブストーリーなんて突然に成らない。
ラブストーリーではなくても、どれか一つでもそこになければ、何事もなかったというのが、世の常だと思う。
そんなことを思った今日の出来事。
仕事中、そこ止められると納品できないんだけれど・・・という所に自転車を停められた。ちょっと気の強そうなメガネの女の人だった。
まあ、しょうがない、出てくるまで待つかぁ・・・と思いながら台車に荷物を載せて、さて、と身構えてたら店からその女の人が出てくるのが見えて「よしよし」と待ち構えちたら、ちょうどそのタイミングで現れた感じの良さそうなサラリーマン風の男性が、気を利かせてその自転車を持ち上げてどかそうとしてくれた。
こちらとしては、「ああ、なんて良い人」だけれど、自転車の持ち主からしたら「ちょと! 何してんだよ!」
でしょうね。
はい、そこで諍いです。
「触んじゃねーよ!」
「邪魔だろーが!」
「ボケが!」
とにかく険悪な場が出来上がりました。
サラリーマン風の人からすれば、困っている私を助けるために善意で自転車をどかそうとしてくれた。でも私のことなど眼中になかった女の人からすれば、自分の自転車を勝手に動かそうとしている無頼漢。私は私で、邪魔されるのは慣れているので無心で待てるのだけれど・・・。
と、このなかのどれか、もしくは誰か、一つでも、一、二分程度ずれていたらこんな険悪は起こらなかっただろうに、でもそういうのが多々起こるのがこの世の成り立ちでもあるんだよなぁ、と思いながら、なんとなく感情がエキサイトしていたサラリーマン風の男性に「すいません」と謝ってしまっていた。
きっと咄嗟に思ったこと。善意を施し気持良くなるはずが、何だかいわれのない悪意を浴びせられた。それが何だか自分のせいのような気がしたから。
でも、よくよく考えると、そんな迷惑なところになんの考えもなしに自転車を停めた彼女が最悪だよな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする