雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

ブルーベリー/重松 清

2008-06-09 | 小説
<1981年。東京に対する憧れと怯えを抱えて上京した十八歳の僕。
 いろんな場所で、いろんな人たちと出会い、時を過ごした。
 でも、いつの間にか、会わなくなってしまった人たちがいる。
 あれから二十数年が過ぎた。
 彼らはいま、何をしているのだろう?

 ちょっと寂しくて、とびきりひたむきな人たちとの、別れと出会いの物語。>


 なんか、奥田英朗の『東京物語』に通じるものがあるなぁ、と。

 1981年といえば、僕は七才。リアルに時代を感じられる年頃ではなかったけれども、それでも七才は七才なりにそしてそれからの80年代という時代をひしひしと肌身に浴びてきた世代なので、この時代の物語はすんなりと受け入れられるし、懐かしさも感じられるし、やっぱり、おもしろい。

 ブルーベリーガムの出始めや、カロリーメイトの出始めの記憶が確かに残ってるんだもん。
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