雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

告白/湊 かなえ

2009-05-24 | 小説
 全国の書店員さんたちが、今もっとも売りたい、いちばんオススメの本を選考する、本屋大賞。その2009年度第一位の本。

 で、なにかと話題になっていたのをようやく読んだ。

 感想は「あぁ、まぁ、おもしろかった」。

 第一章の青木さやかばりの独白からして、かなり引き込まれたし、その後に続く、他の登場人物たちからの視点も、途中で読む手を止められない具合にサクサク読み進められたし、読みやすさ、読ませるセンスは抜群なんだなぁ、って。

 でも、なんだか、「それだけの本」って感じしかしない。小説なんて面白けりゃいいんだろうけど、やっぱりそれだけじゃあ物足りないんだなぁ、って。
 べつに、役に立つとか知識を得るとかはどうでもいいんだけど、せっかく時間を割いて読んだのに、なんの感慨も湧いてこないっていうのは、書くほうも読むほうも非常に残念なことだと思う。
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2 コメント

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Unknown (ノロモン)
2009-05-25 00:49:07
いや~ 俺も殆ど同じ感想や。秀とここまで気が合うとは、これで二人の性の不一致も解消されるんでは?
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一致しなくていいから… ()
2009-05-27 22:46:30
『少女』も、こんな感じらしいね。
やっぱ、「とりあえず読んでおくか」くらいの想いだな。
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