雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

エバーグリーン/豊島 ミホ

2008-11-03 | 小説
≪漫画家を目指すアヤコと、ミュージシャンを志すシンは別々の高校に進むことになる。卒業式のあと二人は約束する。10年後にまた会おう。10年、その間に二人はどうなるのか。淡く切ない、残酷だけど美しい日々を描いた青春小説。≫

 あーーー!こーいう小説が読みたかったんだぁー!なんかもうダイレクトにハマってしまった。いいっ、これはいいっ!

 ヘンに馴れ合いが多かったり、悩み苦しんだり、暑苦しかったり、(ラジバンダリ・・・)いや、そういった青春小説も好きっちゃあ、好きなんだけど、そういうのがあんまりなくて、かといって冷め切ってるワケではなくて、その挫折や成功がリアルっぽい。

 中学を卒業してからのお互いの10年間に、これといって特別な事件はないけれど、それでも10年という歳月は確実に流れ、ドラマをともなっているんだ、と。

 これを読んでると自分の中学卒業からの記憶なんかも溢れ出すようによみがえってきました。いい歳したおっさんでも淡く切ない想いなどに駆られてしまえる最高の恋愛青春小説です。

 心のフェイバリットブックに登録です☆
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 舞田ひとみ11歳、ダンスとき... | トップ | 親子だな »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

小説」カテゴリの最新記事