瀬尾まいこさん、2年ぶりの新作は凄まじい内容である。
主人公の隼太(中学2年生)が、母親の再婚相手に虐待を受けている、という概要。なんか、こう書くととてつもなくドス暗い内容に思えるが、実はそうでもない。主人公はそのことを誰にも告げず、当の本人、再婚相手の優ちゃんと二人で懸命に乗り越えようとする。ほら、なんか希望が見えてきた。
でも考えてみれば、今までの瀬尾まいこさんの作品って、わりと暗い部分が描かれている。でもそれが、ドロドロしたところがあまりなくって、あっけらかんというか、なんかスパーンと話の流れに乗っかってそのまま明日に向かってる、なので殊更暗いなぁとは感じなかった。加えて、穏やかな筆致と柔らかい文体だからだろう。
これも所謂「青春小説」の括りになると思うが、前述の朝井リョウとはかなり異なる青春小説だった。
私と同じ35歳の瀬尾まいこさん。彼女から見た十四歳というのは、こういった感じなのかな、と思った。
主人公の隼太(中学2年生)が、母親の再婚相手に虐待を受けている、という概要。なんか、こう書くととてつもなくドス暗い内容に思えるが、実はそうでもない。主人公はそのことを誰にも告げず、当の本人、再婚相手の優ちゃんと二人で懸命に乗り越えようとする。ほら、なんか希望が見えてきた。
でも考えてみれば、今までの瀬尾まいこさんの作品って、わりと暗い部分が描かれている。でもそれが、ドロドロしたところがあまりなくって、あっけらかんというか、なんかスパーンと話の流れに乗っかってそのまま明日に向かってる、なので殊更暗いなぁとは感じなかった。加えて、穏やかな筆致と柔らかい文体だからだろう。
これも所謂「青春小説」の括りになると思うが、前述の朝井リョウとはかなり異なる青春小説だった。
私と同じ35歳の瀬尾まいこさん。彼女から見た十四歳というのは、こういった感じなのかな、と思った。
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