雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

檸檬のころ/豊島 ミホ

2008-09-17 | 小説
≪いっそ痛いと思った、その痛みだけは思い出せた。かっこ悪くて、情けなくて、でも忘れられない瞬間がある。田んぼと山に囲まれた、コンビニの一軒もない田舎の県立高校を舞台に綴る、青春の物語。 ≫


 三十過ぎのオッサンが持ち歩くには少々キュートすぎる装丁でした。尚且つ内容はすこぶる青くてすっぱい高校生たちの物語。オジサン思わずドギマギしながらも「んふぅ~」とか甘く切ないタメ息をついちゃった☆

 なんか、やっぱ、いいっすね。青春って(遠い目で・・・

 そんなに派手な青春とかではなくって、しいて言えば地味目な青春を描いているのですが、要するにそれが淡い郷愁をかきたてる、というか、地味には地味なりの青春ってもんがあるのさ、って、ともかく誰もが謳歌したであろう青春を思い出す一冊でした。
 ホント、これ読んでる間はボクの心はセヴンティーン☆でした。

 一冊の本でこれほどまでに人の心をフワフワさせたりシクシクさせたり出来るって、やっぱりすごいことだと思います。
 
 他人から見れば、オッサンが妙にキュートな表紙の本読んでニヤニヤしてやがるなぁ、気色悪っ!くらいでしょうが、胸の中はトキメキでいっぱいです☆キャハ!
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