ろろろ川のおと

ながらへば またこのごろや しのばれむ

春でも夏でもない季節

2022年04月28日 21時58分41秒 | 日記

 母が入院している病棟の待合スペースに座っていると、来る人来る人みな高齢者だ。そのぎくしゃくよろよろした動作をたびたび見せられて、"やがて自分もそうなるのだ" という諦念が抵抗なく受け入れられるようになった。
 頭のてっぺんからつま先までスキャンしていくと、あちこちに不具合がある。まだ発見されていない病が潜んでいるかも知れない。

 先日ジョギングしたときに海岸の松林でハルゼミが鳴いていたが、きのうは天気もよくなかったので静かだった。
 セミより敏感に、ちょっと気温が下がるとこらえきれずに仕舞った厚物を引っ張り出す。一度着ると洗って仕舞う。で、また引っ張り出す。若い頃は薄着でやり過ごしたものだ。
 桜が終わって梅雨に入るまでの今頃が、私には一番好ましい季節だ。人生でいえば青春時代というところか。
 今の今までブログ更新を忘れていたジジイは、まだ初秋のつもりである。