安芸：準備完了

　今日も安芸港。
　メインとジブをシリコンで追加補修し、頼んでおいた部品（チェーン振止め）をアンカーローラーに取付け、そして水汲み。


　水はヨットまで運ぶのは一苦労でも、頼めばだいだい貰える。しかしゴミは、随分昔は何でも海に捨てていたが、今はとてもできない。ゴミの始末が意外に悩ましい。


　準備万端、明日の天気は上々なり。

安芸：雨の日も

　安芸港で雨風が和らぐのを待つ。
　アンカーローラーに不具合が見つかった。


　土佐くろしお鉄道の「球場前駅」近くの鉄工所に部品の作成を依頼した後、鉄道でひと駅移動し、コインランドリーに汚れ物を放り込み、スーパーマーケットへ買い出しに行った。どういう訳か豚の耳と足が格段に安かったので、足と耳が得意なＭ師匠の腕前を信じて買うことにした。
　ヨット旅は雨の日も結構忙しいのだ。

安芸：シリコンプロ

0520 宍喰漁港発
　出港前にメンハリにトラブルが発生し、軽量の私がマストを登った。高いところは割と平気で、その昔パラグライダーをやっていたこともある。怖いのは下で命綱を持つ二人である。よそ見しないでくれ。


　室戸岬を回る。室戸岬には夏も冬も一年中ほとんど毎週末潜りに来た。何十年ぶりになるのか、この夏は来てみよう。…兵どもが夢の跡。


1600 安芸港着。
　メインセールの破れをシリコンで補強する。古いセールを切り出し、シリコンを糊にして当て布する。ただの気休めかまじないのように思えるが、案外持ちそうでもあるし他に術もない。ここはシリコンプロを自称する師匠を信じよう。

宍喰：ジジイだけど

0500 椿泊漁港発
　風波なく平均5ktで快走。

1200 宍喰漁港着

　昼食後、宍喰温泉へ。熱い湯が苦手な私は10分もせずに上がったので、カラスの行水と揶揄される。若い頃は熱いのが好きで汗だくになっても浸かっていたのに、いつからこうなったのか分からない。ジジイは熱い風呂が好きという通説は納得いかないが、絵にはなるなあ。
　当分ギターを弾くこともないし、ヨットでの色々な作業上危ないので爪を切った 。

椿泊：マハリン３の船出

1000 徳島港発

　テレビの取材、大勢の見送り、華々しい船出。乗組はオーナーのＫ氏、師匠のＭ氏、私の３人。

　真っ向の風でスピード出ず、２ノット。そのうち風もよくなった。昼前、並走していたつばさ号が伊島方向に離れる。
　橘湾を南下すると正面にYMCAが見える。子供らと遊びに来て向かいの野々島にカヌーで渡って遊んだ。その夜じっとりした布団のような物で寝て、ダニか何かにやられて往生した。

　野々島の南を抜け岬を回り、

1630椿泊漁港着。


　風が強まり、最初の夜なので少々不安が募る。今朝徳島で見送ってくれたＭ氏がさっそく来艇し、トラブルがないか心配してくれる。ありがたし。