ろろろ川のおと

ながらへば またこのごろや しのばれむ

小樽から舞鶴へ

2023年07月27日 21時45分54秒 | 車中泊

 25日、小樽は夜になってもインバウンドで賑わっていた。

 運河の濁った水は闇に隠れて鏡に化けた。

 
 2335 小樽出港。往路では枕が合わず、不眠と首痛に苦しんだので枕を持ち込んだ。

 26日、朝風呂から戻って寛いでいるとメトロノームが鳴り出した。スマホに入れたアプリが時々暴走するので、てっきりそれと思ったが違っていた。音源は隣だった。
 なかなか止まないので隣の部屋を覗いたら、二人並んで拍子木を打ちながら、何やら念仏のように唱えていた。同室の人はいないのか、いても気にかけないのか、はたまた同族なのか。
 私にしては珍しく「はた迷惑、うるさい」と言い放って戻ったが止むことはなかった。私の声に振り返った後ろの若者は "宗教二世" らしかったが、前の男性は少しも乱れることなく見事に Moderato で打ち続け2分ほどして終了した。
 
 昼前にフルートとピアノのミニコンサートを楽しんだ。
 午後の映画観賞は、まだ時折咳が出るので控えて、Kindle で小川洋子を読んだ。

 自販機は冷たいものばかり。

 2110 舞鶴着。
 サービスエリアで仮眠をとりながら、ゆっくり家を目指す。


北海道開拓の村

2023年07月25日 16時37分47秒 | 車中泊

 コンビニのコーヒーとサンドイッチで朝食とした。炊飯の用意はしてきたが、キトウシ野営場で一度炊いただけで、それ以外は前日買ったものか、朝食抜きになった。総じて栄養状態はよろしくない。この一週間、喉の痛みと軽い頭痛が続いたのでコロナかもと気になったが、発熱は無いし、病院にかかって足止めを食うのは御免なので我慢してきた。きょうやっと咳も治まり体調が戻りつつある。
 
 北海道に10年以上住んだことがあり、道内は回りつくしたという同級生のS君お薦めの「北海道開拓の村」へ行った。

 車を降りるなり土砂降りの雨に迎えられた。雨にたたられるのは慣れた。不徳の至りである。
 馬車鉄道は4日に事故があったため運休していた。
 レールの両側に道内あちこちの歴史的建物を移築してある。公共施設は洋風で色彩が施されているが、民家は地味だ。



 その中で写真館は外観も内部も粋だった。


 ニシン御殿の前でボランティアガイドの女性に声を掛けられ、

 その後30分間、彼女の独演会を楽しんだ。
 造材事業の飯場は、まるで網走監獄のタコ部屋と同じだった。

 徳島出身者が旭川で始めた染物屋。阿波と言えば藍染め。

 
 今夜のフェリーで北海道を後にする。初めての車中泊に何日耐えられるかまるで自信は無かったが、案ずるより産むが易し。ただし食事以外でも課題はいっぱい残った。
 暑い暑い徳島で、やるべきことをやっていれば、ひょっとしていいことがあるかも知れない。(明日はブログ更新できない。)


十勝岳、断念

2023年07月24日 17時25分41秒 | 車中泊

 夜中、トイレに起きたら満天の星。ずっと眺めていたかったが、明日の登山を楽しみにさっさと寝た。ところが4時に起きたら分厚い雲に覆われていた。どうも怪しい雲行きである。

 きのう望岳台についてすぐにナキウサギを探しに行ったが見つからなかった。

 早朝が良いらしいのでもう一度探勝路を歩いたが、それらしい鳴き声すら聞こえなかった。

 支度をして5時に出発。天気予報は午後小雨だったが、石碑まで行ったら雨が降り出した。

 溝田氏に教わった「てんきとくらす」を見ると登山指数はC、きょうも明日も、今月いっぱい。引き返した。
 前で立ち止まっていた親子連れもやめるかと思いきや歩を進めた。小学生の息子に父親は何かを教えたいのだろう。
 「これと旭岳で北海道の100名山が達成できる」という人に、「この天気では面白くないでしょう」と言うと「雨も山の天気ですから」と、本降りのなか出て行った。"山愛" か、私にはわかんない。

 もう一度ナキウサギを探しに行った。

 しつこく粘った。ネットで聞いた短い鳴き声が2度したが姿は拝めなかった。

 「青い池」

 「ファーム富田」

 予想以上に広かった。雨の月曜日にあの人出、きのうはどんなだっただろう。外国人がロープを超えて撮影しまくっていた。
 富良野はどこかしこに "ラベンダー" の看板がある。いっそ町名をラベンダーにすればいいのに。

 きのうは風呂に入れなかったので「岩見沢温泉ほのかの湯」に寄った。


望岳台へ

2023年07月23日 16時53分30秒 | 車中泊

 「道の駅ひがしかわ」でメロンを食べた、350円。

 メロンは喉が痛くなるのでめったに食べないのだが、きょうは身体が求めたのか。

 ホームセンターで接着剤を買い、登山靴の修理ができる場所を求めてウロウロし、丸山運動公園に入った。

 訊けば "ちごはやぶさ" の巣があるらしい。鳥のことは分からないが、これだけ物々しくバズーカを並べているところを見ると珍しいのだろう。ボンドが乾く間しばし野鳥観察をした。

 雛が2、3羽。親鳥が一瞬戻ったが撮り損ねた。

 望岳台の手前の道路が路駐の車でいっぱいだったが、駐車場は半分ほどだった。平坦な場所に置けた。
 うるさいな、中国語、韓国語。
 空を見上げて、きょうもまた「あんなところまで行けるだろうか」と思う。旭岳での靴トラブルの後遺症がある。

 オーバーペースにならないことが肝要。


旭岳登る

2023年07月22日 19時38分20秒 | 車中泊

 旭岳ロープウェイ山麓駅前の駐車場がいっぱいだったので、600m手前の駐車場に置いた。
 天気は上々だが体調は今一つ。昨夜に限らずずっと睡眠不足だ。
 ロープウェイを降りて旭岳を見上げて、とてもあそこまで行けないと思った。

 旭岳山頂 3km,1:40


 間宮岳に向かう途中で

 左の登山靴のアウトソールが剥がれた。

 雌阿寒岳の時は右靴で、かろうじて爪先は着いていたが、今回は完全に剥がれた。
 靴紐で括っても爪先と踵がペコペコするので歩けたものではない。反則とは思いつつ、道しるべのリボンの長いのを選んで失敬した。

 このリボンが、直ぐに切れるだろうと思いの外、最後まで持ちこたえてくれた。9km,3:40

 温泉地の日帰り入浴(ベアモンテ)は高かった。
 コインランドリーで洗濯。

赤:登り(2.96km, 1:36)、青:降り(8.86km, 3:39)