ルーシー加山は若くして、かなり落ち着いた色気を持った選手だった。16歳でデビューしたが、顔立ちはもう大人顔。そのファッションも若手の割には派手目で、マイペースを貫いた。全体で女子レスラーが15人にも満たない時代、ルーシーのセンスは際立った。 . . . 本文を読む
今回紹介するのは、ルチャの初期から活躍したマスクマンばかりを集めた写真集だ。200ページ以上にも渡るこの写真集だが、正直言って知らない選手ばかり。90パーセントの選手が名前すら知らないのだ。ポートレート風なデザインで、1ページに1枚の割で掲載している。
おそらく1960年代の中期までの選手で構成されており、2冊も発売されているのだ。聞くところによると、発行元はスペインの出版社だとか…。アレナ・ . . . 本文を読む
お宝コレクションへの誘い その14
バッドマーク・システムというアマレスで用いられる減点方式を取り入れた、年に1度の祭典。前年、ビル・ロビンソンが優勝し、そのまま日本に定着。大半がヨーロッパ勢の参加とあり、ここではロビンソンの独壇場。だが日本側から決勝に進出したサンダー杉山が、まさかのロビンソン越えを果たし初優勝とIWA世界王座を奪取したのだ。ヨーロッパを放浪した清美川が十数年ぶりに凱旋。オリジ . . . 本文を読む
これは珍品なのか、逸品なのかは知れないが、アレナ・メヒコのオフィシャル・ショップで購入したのが「LUCHA LIBRE Agua de Tocador」だ。Agua de Tocadorとは化粧水のことで、箱にはウルティモ・ゲレーロの顔写真が入っている。実際には使用していないので、匂いとかはわからない。それでも世界中を見渡しても、化粧水を販売しているのはCMLL位なものだろう。
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1961年1月24日生まれ、米国・カルフォルニア州サンディエゴ出身。172㎝、100㎏ (得意技)グローバル・ボム、レジー・ラック
「ダッダ~ン!ボヨヨン、ボヨヨン!」というフレーズは、かれこれ15年以上経った今でも、強烈な印象を残している、いわばレジーの代名詞みたいなもの。これは日本のピップエレキバンという特効薬のコマーシャルの名セリフだ。
レジーは4人兄弟と5人姉妹の4番目に生まれ、ルイジ . . . 本文を読む
キラー・トーア・カマタ…ブッチャーのハワイアン版といった迫力のある肉弾攻撃でエースの木村を苦しめた。全日本に移ってからは馬場を破り、PWF王座の防衛記録をストップさせた。
ジプシー・ジョー…”放浪の殺し屋”という物騒な異名を持ち、金網天辺からのニードロップは凄かった。頑丈な体を持ち、イスで叩かれてもびくともしないパフォーマンスが得意。
ジョン・クイン…ブルファイターで強固な肉体の持ち主。クル . . . 本文を読む
1997年夏、CMLL JAPANが招聘したミステル・アギラはまさに、未知のルチャドールだった。日本では無名だったが、その魅惑の空中殺法で一夜にしてファンを驚かせたのだ。このマスクが来日第1戦(中央)を含めた初来日バージョンである。
現在は素顔でイホ・デ・ぺロ・アグアヨ率いるロス・ペロスで活躍中。最近がCMLLを離脱し、新会社を設立するなど活発な動きを見せる。このマスクは懐かしい物だ。
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マミ熊野はちょっと小太りながら、美形でなかなか男好きする体型の持ち主だった。池下ユミと組みブラック・ペアとして活躍。エプロンから首を絞めて揺さぶる”人間絞首刑”を得意とし、その受身の派手さは抜群だった。 . . . 本文を読む
1959年3月2日生まれ、メキシコ・チワワ州シウダファレス出身。165㎝、75㎏ (得意技)タパティア、カンパーナ、ゴリー・スペシャル
今なお現役で活躍し、ルチャドーラの歴史にさん然と輝く実力者で、レジェンダ(伝説)の域に達した名選手。全盛期は“ディナミタ”(ダイナマイト)の異名を誇り、UWA、CMLL、AAAと渡り歩いた。
75年にデビューし、本格派のテクニカとして注目され、78年1月に全日 . . . 本文を読む
後楽園ホールが超満員となった第2回目の「昭和プロレス」大会。蝶野、ライガーを除けば今年、51歳になる大仁田と初代タイガーが年少組。私自身、昭和のプロレスは外国人に興味が集約していたが、改めてこのメンバーを見ると非常にアク強い。イベントとして空気を呼んでいる選手はほとんどいないのだ。
山本小鉄の妥協しない試合展開、イスを延々と投げつける栗栖正伸は中でも双璧だ。それでも星野勘太郎とグレート小鹿はシ . . . 本文を読む
アントニオ猪木のライバルとして東京プロレスを経て、旗揚げ間もない新日本プロレスに来襲。虎の子のNWF世界ヘビー級チャンピオン・ベルトを引っさげてタイトルマッチを敢行したが、王座から転落。ここに日本でのNWFの歴史が始まったのだ。その後も何度もリマッチに挑んだが、いずれも蔵前国技館などの大会場ばかり。新日本はパワーズに助けられたと言っても過言ではないだろう。
必殺のパワーズ・ロックは、日本名で . . . 本文を読む
フリッツ・ファン・エリック…”鉄の爪”は必殺のアイアン・クローで馬場を苦しめた超大物レスラー。ダラスのプロモーターとして、NWA会長も歴任した支配者でもあったが…息子たちが次々に他界するアクシデントに見舞われた。
バロン・フォン・ラシク…アマレスの東京五輪代表からプロ入りし、赤いマンとを翻しクローのポーズが定番パフォーマンス。”妖獣”と呼ばれ、エリックに対抗したブレーン・クローを得意とした。
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1964年2月9日生まれ、イタリア・マラン出身。178㎝、70kg (得意技)ジャーマン・スープレックス、パワーボム
ご存知、女子プロレスの世界でAWA、WWF、WCWと唯一3つの世界チャンピオン・ベルトを巻いた90年代のトップレスラー。少女時代にイタリアから、アメリカのミネソタ州ミネアポリスに移住。エディ・シャーキーのレスリング・スクールで学び、86年3月にAWAでデビューした。
斬新でセク . . . 本文を読む
私がアルシオンを設立した時、真っ先に提携したのがウルティモ・ドラゴン校長率いる闘龍門JAPANだった。ウルティモ校長とはユニバーサルからの旧友。旗揚げ前にタマフカを連れてメキシコに行った際、ナウカルパンにある闘龍門道場に出掛けこの話をまとめたものだ。
提携といっても表だっての交流は、闘龍門の日本上陸シリーズに横浜文体で提供試合を行ったり、アルシオンの大会でミックスマッチを実現したくらいだった。 . . . 本文を読む
メキシコのルチャ・リブレはグッズ王国でもある。マスクや雑誌以外でも多種多彩なグッズがこれでもかと、販売されている。私は毎回、このグッズ探求が一つの楽しみ。アレナ・メヒコでは外の露店、オフィシャル・ショップと興味が尽きない。
さて今回紹介するのは、サント親子の記念切手だ。これは郵便局で、切手のシートと、封筒も含まれたレターセットと2種の販売が行われたのだ。私は直接、郵便局の窓口で購入した。切手は . . . 本文を読む