旅が好き・そして日々の時間で気の付く事を。

旅では人々の生きた来た跡を訪ねてみたい。
時間が出来たので、今までにしなかった事に手を出してみようと思う。

「ハニー句会」 2022年十一月例会

2022-11-05 20:36:55 | お仲間たちと
二人欠席で少し寂しい句会になりました。
全員が選句をするという、今までに無い快挙がありました。拍手!!

愛媛新聞12月2日に掲載されました。


玉乃井永
サミュエルの青春最中(さなか)冬紅葉
短日やあと一(ひと)畝(うね)の野良仕事
朝寒の髭剃りジョリリ音硬し

上甲彰
パチンコ屋ひとつなくなる神無月
こおろぎを食わなきゃいけん日が来ると
蜂の子有?(ます)の幟を立てて

新井文子
燗映えの地酒の旨い縄のれん
枯れ鉢の並ぶベランダ時雨月
特売の練り物今日はおでんの日

向田将央
袋詰め新米の粒もれぬよう
白星のあの宮相撲尽きぬ宴
新藁の編む手に孫の眼差しや

吉川正紀子
里芋を変身させてコロッケに
文化の日紙の勲章すぐ剥げる
渋柿も嫌われた過去干し柿に

八木健
憂鬱か首を傾げて菊人形
指がべとべと新松子(しんちぢり)接着剤
どれを噛んでも木の実の中は白いんだ

二神重則
木犀の客が来ぬかと昼下がり
右頬の陽当たり痛み秋終わり
筆置けば隈無く晴れて後の月

師匠の八木さんの本が新聞に掲載されました。