旅が好き・そして日々の時間で気の付く事を。

旅では人々の生きた来た跡を訪ねてみたい。
時間が出来たので、今までにしなかった事に手を出してみようと思う。

「ハニー句会」 2024年  八月例会

2024-08-10 15:34:56 | お仲間たちと
暑い中の例会、今回はお休みが多く三人で開催。
一句一句検討(作者が居ないことをいい事に笑いながら)添削しました。
気に入って頂けると良いのですが。


吉川正紀子
焼き鳥の煙が誘惑夏のれん
炎天下夏大根の死んだ振り
風止んで風鈴どれも黙りこむ

長井知則
刀豆を振って踊ってチャンバラに
煙草の葉干して数えて束になり
蝉しぐれ影で指揮するボスが居る

門屋定
卓の上蟻を見ながら朝餉かな       
朝と昼ピアノ聞こえる夏休み
トマトにも名前あります桃太郎

新井文子
二人居の影ゆらゆらと青簾
暑気払い唐揚げ追加する幹事
サングラス写る息子は異邦人

二神重則
五月晴れ囀る鳥の能天気 
イライラと軒の風鈴フライング
シュレッダー憂き世の汗は音と消え

玉乃井永
蝉時雨気温二度上げ生き急ぐ
万座の湯浸る銀河に手を伸ばし
秋の蝶翅(はね)に旅券のマーキング

八木健
飾るにも花瓶がなくて大向日葵
からりとしてる落?の死に方は
香水の残り香エレベーター穢す




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