旅が好き・そして日々の時間で気の付く事を。

旅では人々の生きた来た跡を訪ねてみたい。
時間が出来たので、今までにしなかった事に手を出してみようと思う。

「ハニー句会」 2024年「初句会」二月例会

2024-02-03 15:00:59 | お仲間たちと

田高田山人
落第の報告倍率をつけ加へ
うまごやしあれどうしごやしなきはなぜ
今月は閏の月でお徳感

吉川正紀子
保護色は身を守る術蕗の薹(ふきのとう)
みいーつけたかくれんぼする藪椿
擬人化で描く落ち椿の嘆き

二神重則
池の端の菜花小さな春便り
西の陽に芒キラキラクリスタル 
なき人のまたねのままの寒さかな

玉乃井 永*
役立たず吾子に蹴られし羽蒲団
昼下がりどこでもドアの日向ぼこ
片栗の花とのけ反りイナバウア

門屋定
春近し椿神社も伊予路にも
句会出て批評は滑稽春隣り
水仙は風の当たらぬ高さかな

新井文子
旅立ちの鼓動を乗せて春来る
早春の光の中に影二つ
気合い入れ四温日和に洗車する

長井知則
春浅し土手の散歩のそぞ歩き
薄氷(うすらい)の下で金魚のひれ動く
想い出も巡り巡って冴返る







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