新「廊下のむし探検」

大阪北部のマンションの廊下で見つけた虫の名前を調べています

廊下のむし探検 よく分からない蛾

2020-06-21 21:05:52 | 廊下のむし探検
廊下のむし探検 第220弾


6月16日の午前中にマンションの廊下を歩いてみました。その時に見た虫です。道路のわきの茂みや山へ向かう道、川の土手、家の近くの公園などいろいろなところで虫探しをしているのですが、実のところ、マンションの廊下で探す時が一番多く虫が見つかります。



最初はキイロカワカゲロウです。マンションの近くを川が流れているので、そこから来るのでしょうね。カゲロウ、カワゲラ、トビケラなど水生昆虫が多くみられます。



羽アリも多いですね。以前撮った写真と比べてトビイロケアリ♀アリかなと思っています。実は、その時の記事を読んでみると、大きな♀アリと小さな♂アリが一緒にいて、♂アリの方を調べたらトビイロケアリかもというところから、決めたようです。





これはクロホシクチブトゾウムシかなと思います。



この小さなアリはひょっとするとトビイロケアリの♂の方かもしれません。





これはトゲナガアシブトケバエ♀かなと思っています。



これは何でしょうね。







この蛾がよく分かりません。はじめ、シャチホコガ科かなと思って図鑑を調べても見つかりません。次はドクガ科かなと思ったのですが、これも見つかりません。さて、何でしょう。(追記2020/06/22:ささきさんから、「灰色の蛾はドクガ科ウチジロマイマイですね。」というコメントを頂きました。おっしゃる通りウチジロマイマイみたいですね。見たときはかなり大きかったので、別の種を予想していました。写真に手摺りの支柱が一緒に写っていたので、そこから大きさを推定してみたら、前翅長が23mmもありました。「標準図鑑」の図版で測ってみると、♂は15mm、♀は18mm。やはりかなり大きかったみたいです。どうも有難うございました



最後はまた羽アリです。これはヨツボシオオアリの♀かなと思っているのですが、どうでしょう。

雑談)「日本産蛾類大図鑑」を長年愛用していたのですが、函の底が抜け、2分冊の本はそれぞれ表紙がはずれ、もうボロボロの状態になっていました。最近はもっぱら4分冊の「日本産蛾類標準図鑑」を見ているのですが、長年使い慣れた「大図鑑」をまだ時々は見るし、種の説明は「大図鑑」の方が詳しいので、修理をしようとネットで探した修理屋さんにお願いしました。2分冊と函の修理で1万5000円と少し高かったのですが、もともと7万円ほどした図鑑だったので、この際直してもらうことにしました。入院期間は3-4週間だそうです。どんな風に直ってくるか楽しみです。