新「廊下のむし探検」

大阪北部のマンションの廊下で見つけた虫の名前を調べています

家の近くのむし探検 花と虫

2020-06-25 21:04:33 | 廊下のむし探検
家の近くのむし探検 第90弾


6月16日にマンションの廊下を歩いた後に、いつものように道路わきの茂みに虫探しに行きました。



最初はいつも名前を忘れてしまう植物です。道路わきの石垣の隙間から出てきていました。前に撮った写真と比べると、ヒメハギ科のヒメハギのようです。





ちょっと拡大してみました。この丸い形のものは果実のようです。







次は道路わきに生えていました。たぶん、ヤブジラミです。







花の写真を撮っていたら、こんなハエがいたので、もっぱらハエばかりを撮ってしまいました。辛うじて翅のsc切目が見えるので、「絵解きで調べる昆虫」で追いかけてみたのですが、途中で挫折。写真だとなかなか難しいです。(追記2020/07/02:フトツリアブさんから、「ヤブジラミに止まっているのは,ノゲシケブカミバエと思われます。」というコメントを頂きました。写真を見直してみると、確かにsc切目とh切目の両方が見られ、Sc脈が直角近くに曲がっているのが分かります。確かにミバエ科みたいです。ご教示、どうも有難うございました







蟻道を写そうと近づいたらキマワリが登っていました。「日本産ゴミムシダマシ大図鑑」ではニホンキマワリ(新称)となっていました。



これはマイマイガの幼虫。



そして、これはヨツボシハムシ





最後はハバチの仲間です。これも「絵解きで調べる昆虫」で調べてみました。翅脈が何とか見えるので、追いかけていくと、ハバチ科マルハバチ亜科になりました。合っているかどうかは分かりませんが・・・。

箕面公園を歩く

2020-06-24 21:34:36 | 里山散策
最近、運動不足気味なので、6月17日に久々に箕面公園を歩いてみました。歩くことが目的だったのですが、一応、コンデジと一眼レフを持っていきました。でも、歩くのに夢中でほとんど撮影はできませんでした。





車を市営駐車場に入れ、そこから箕面の滝に向かって歩きました。途中、橋の上から川を見ていたら、カジカガエルの声が聴こえたので、探していたら、カエルが見つかりました。上の写真では口の下を膨らませているので鳴いているところです。声はそんなによくはなかったので、ひょっとしたらカジカガエルではないかもと思ったのですが、一応、撮影しました。家に戻ってから調べてみると、やはりカジカガエルだったようです。



同じく川の中を探しているとミヤマカワトンボが見つかりました。



龍安寺に着くと、望海丘に上る階段が見えたので登ってみました。階段380段だと書いてあったので、大したことはないなと思ったのですが、意外にきつい道でした。途中、ハチの写真を撮ったのですが、慌てて撮ったので、うまく撮れていませんでした。ハバチの仲間かな。





望海丘展望台から見た景色です。遠くに見えるのは和歌山と友ヶ島あたりだと思います。



望海丘展望台から降りて滝道に戻ってきました。途中、一昨年の台風で倒れた木が折り重なって倒れているところが見えました。かなりの被害ですね。





ユキノシタはいっぱい咲いていました。



カワトンボの仲間です。以前ならニシカワトンボと呼んでいたのですが、最近はよく分からなくなりました。





ムラサキカタバミを撮ったのですが、暗かったので、だいぶブレてしまいました。





こちらはノハカタカラクサという外来のツユクサ科の植物です。「日本帰化植物写真図鑑」によると南米原産とのことです。



雨続きだったので、箕面の滝は意外に水量は豊富でした。







帰りは地獄谷コースを取りました。途中で見つけた植物です。これはハエドクソウです。ネットを見ると、ナガバという品種があるようです。花の形が違うとのことで、今回の写真と比較すると、これはナガバハエドクソウのようです。



これはオオシオカラトンボ



それからスジグロシロチョウ



道はこんな感じです。結構、きれいでしょう。



途中でニホントカゲが顔を出しました。



再び、滝道に戻ってきて川を覗いてみたら、魚がいっぱい泳いでいました。背側に白い紋があるので、カワムツだろうと思います。

歩いてみると、やはり箕面公園は良いところです。これからもときどき運動に来ようと思いました。

追伸)これまでブログに出してきた写真のデータベースへの入力が終わりました。結局、「廊下のむし探検」、「新『廊下のむし探検』」など4つのブログのデータを合わせて、全部で27,283枚の写真の整理ができたことになります。これを綱、目、科などの分類でソートして、何行目から何行目までの間の和名と学名で重複を除いて種類数を調べるマクロが作ってあったので、登録されている種類数を調べてみました。

蛾類:和名1040種、学名1044種 植物:和名943種、学名970種 甲虫目:和名537種、学名573種
ハエ目:和名185種、学名277種 ハチ目:和名112種、学名135種 カメムシ目:和名221種、学名242種
チャタテムシ目:和名27種、学名30種 クモ類:和名103種、学名105種 バッタ目:和名46種、学名49種
・・・

計算すると、こんな感じになりました。実は、昨年7月に集計したものからあまり増えていませんでした。学名で種類数を調べた方が多いのは属まで分かったものも含まれているからです。これからどうするかなぁ。

廊下のむし探検 甲虫、蚊など

2020-06-23 21:00:32 | 廊下のむし探検
廊下のむし探検 第222弾


6月16日にマンションの廊下で見た虫の続きです。



まずはアオバネサルハムシ。前胸背板の側縁の形状に特徴があります。





これはヤマトヤブカの♂。





これは大型のハネカクシです。前胸背板や上翅に光沢がないので、それを手掛かりに「原色日本甲虫図鑑II」を探してみると、クロガネハネカクシではないかと思いました。



これはオオメコナガカワゲラかな。



これはウスキミスジアツバだろうか。





こんなカミキリモドキは初めてです。「原色日本甲虫図鑑III」を見ると、ホソカミキリモドキに似ています。これかな。



トビケラは諦めようと思っていたのですが、一応、「フライフィッシャーのための水生昆虫小宇宙」を見てみると、触角の感じ、脚の色、翅の感じが何となくグマガトビケラに似ています。「原色川虫図鑑成虫編」を見ると、グマガトビケラはケトビケラ科グマガトビケラ属に含まれ、日本産は2種。琉球列島に分布するグマガトビケラと本州から九州にかけて分布するトウヨウグマガトビケラだそうです。本州だと後者なのですが、本当かどうか分かりません。



これはウスキコヤガ



これはたぶん、ベニモンアオリンガ



それからハグルマエダシャク





最後はマツノシラホシゾウムシの仲間。いい加減、名前を調べたいとは思っているのですが・・・。

廊下のむし探検 甲虫ほか

2020-06-22 20:41:21 | 廊下のむし探検
廊下のむし探検 第221弾


6月16日にマンションの廊下で見た虫の続きです。





これはクロハナムグリ。2年前の6月19日にも見ていました。



♂アリですね。名前は分かりません。





カサハラハムシの仲間です。これについては以前、検索を試みたことがあるのですが、挫折してしまいました(こちらこちら)。その時はDemotina属のカサハラ種群まで達し、その後、フタモンアラゲ種亜群らしいというところで行き詰っています。もう一度、調べてみないといけないですね。



これはアオカミキリモドキ



ガガンボ科みたいですが、そこから先はよく分かりません。



変わったユスリカです。「日本のユスリカ」の図版を見ると、翅にこんな模様があるのはモンユスリカ亜科で、脚にこんな模様があるのはAblabesmyia属です。ここから先は分かりません。





これはクロバアカサシガメです。記録を見てもないので、今回が初めてかもしれません。



ついでにツヤアオカメムシです。



この白い毛が密生したクモの名前がずっと分かりません。今日も「日本のクモ」と「日本産クモ類」の図版を探してみたのですが、やっぱり分かりませんでした。

廊下のむし探検 よく分からない蛾

2020-06-21 21:05:52 | 廊下のむし探検
廊下のむし探検 第220弾


6月16日の午前中にマンションの廊下を歩いてみました。その時に見た虫です。道路のわきの茂みや山へ向かう道、川の土手、家の近くの公園などいろいろなところで虫探しをしているのですが、実のところ、マンションの廊下で探す時が一番多く虫が見つかります。



最初はキイロカワカゲロウです。マンションの近くを川が流れているので、そこから来るのでしょうね。カゲロウ、カワゲラ、トビケラなど水生昆虫が多くみられます。



羽アリも多いですね。以前撮った写真と比べてトビイロケアリ♀アリかなと思っています。実は、その時の記事を読んでみると、大きな♀アリと小さな♂アリが一緒にいて、♂アリの方を調べたらトビイロケアリかもというところから、決めたようです。





これはクロホシクチブトゾウムシかなと思います。



この小さなアリはひょっとするとトビイロケアリの♂の方かもしれません。





これはトゲナガアシブトケバエ♀かなと思っています。



これは何でしょうね。







この蛾がよく分かりません。はじめ、シャチホコガ科かなと思って図鑑を調べても見つかりません。次はドクガ科かなと思ったのですが、これも見つかりません。さて、何でしょう。(追記2020/06/22:ささきさんから、「灰色の蛾はドクガ科ウチジロマイマイですね。」というコメントを頂きました。おっしゃる通りウチジロマイマイみたいですね。見たときはかなり大きかったので、別の種を予想していました。写真に手摺りの支柱が一緒に写っていたので、そこから大きさを推定してみたら、前翅長が23mmもありました。「標準図鑑」の図版で測ってみると、♂は15mm、♀は18mm。やはりかなり大きかったみたいです。どうも有難うございました



最後はまた羽アリです。これはヨツボシオオアリの♀かなと思っているのですが、どうでしょう。

雑談)「日本産蛾類大図鑑」を長年愛用していたのですが、函の底が抜け、2分冊の本はそれぞれ表紙がはずれ、もうボロボロの状態になっていました。最近はもっぱら4分冊の「日本産蛾類標準図鑑」を見ているのですが、長年使い慣れた「大図鑑」をまだ時々は見るし、種の説明は「大図鑑」の方が詳しいので、修理をしようとネットで探した修理屋さんにお願いしました。2分冊と函の修理で1万5000円と少し高かったのですが、もともと7万円ほどした図鑑だったので、この際直してもらうことにしました。入院期間は3-4週間だそうです。どんな風に直ってくるか楽しみです。