漕手のやんごとなき日常

~立教大学体育会ボート部の日常を漕手目線で~

夏の思い出(?) 2年渡部

2017-09-04 13:59:09 | 日記
みなさん、こんにちは。最終日に進んだ仲間を岸から応援し、後のインカレナイトで大声で人と会話したところ喉が潰れてしまい、朝から艇庫の住民に気味悪がられている二年の渡部です。前回の自分の更新から色々な事があったので、適当につらつらと書いていくつもりなので暇がない人はブラウザをお閉じください。笑

昨日まで全日本大学選手権があったので、それについて描き進めていきたいところなのですが、その前に1つ話させてください。

私渡部雄一郎、遂にアルバイトを始めました!!!

このボート部に所属し練習をしながら、単位もきっちり取得し、その上でアルバイトをするという行為は大変ハードなものです。一年目の去年は自分自身ほとんど練習ができていなかった上に、仮にできる程に身体が治ってもとても両立できるとは考えられなかったのでバイトを始めませんでした。しかし今では、メニューをなんとかフルメニューでこなせるようになり、大学での生活にも少し余裕ができたので夏休みを機に始めてみることにしました。
親などから、自分で働くようになると普段使っているお金の有り難みが分かるようになると言われました。しかし実際働いてみると、UTトレーニングよりも軽い強度で時間を過ごしてお金が降りてくるなんて、素晴らしいシステムだなと思えてしまいます。早く給料で自分の好きなものを買うのが楽しみです。笑
バイト先の先輩方から御指導を受けることも少なくはありませんが、みんな優しい人たちで気持ちよくお仕事をさせてもらっています。池袋パルコ8階の某レストランでお昼に働いておりますので、お時間のある方は是非お立ち寄りくださいませ。


それでは話を戻して、先日8/31〜9/4で全日本大学選手権が行われました。応援に来てくださったOBOGの皆様、ご父兄の皆様、本当にありがとうございました。私は男子舵手なしクォドルプルにてクルーリーダーを務め、バウで出漕いたしました。この日記では何回か話していますが、私は去年の今頃から腰痛に襲われボートのトレーニングができない期間が4ヶ月ありました。あの頃からすると、自分がインカレに出場するなんて事は夢のまた夢に思えたので、熊木さんを初めとした監督コーチの皆様には大変感謝しております。
しかし、自分達がクォドとして出場するまでの道のりは決して楽なものではありませんでした。
まず、自分とクルーを組んだのは同期の吉川と、ボートに乗り始めてほとんど時間の経ってない一年生2人でした。そのため、始めはダブルスカルを二艇出して基本的なトレーニングからスタートしました。その後1ヶ月ほど練習し、ダブルスカル二艇で並べて練習できるようになってからやっとクォドルプルに乗る話が本格的に出て来ました。
その後もノンフェザーと言ってオールの角度を返さない状態で、低強度で距離をボートを漕ぐトレーニングを二週間ほどしていました。そこから一週間ほど前になって、やっとスタートと短距離でレートを出す練習を始め、レースの週の火曜のお昼に始めて2000mをレースと同じように漕ぐことができました。クォドルプルに乗せてもらった時点で試合までは1ヶ月を切っていました。そのため、気持ちが焦ってしまいコーチの佐橋さんやTAの水谷さんには大分我儘を言い、迷惑をかけてしまいました。しかし今となってみれば、このトレーニングが当時の自分たちが試合に出られるレベルに完成度を高めるための最短の道だったのだと思えます。
そんな中で迎えた試合でしたが、一年生の2人はボートに乗り始めて日が浅いながら本当によく頑張ってついて来てくれたと思います。試合前でも、初の2000mのレースで更にインカレという大舞台にも関わらず、いつもと変わらず構えており、とても頼もしく思えました。クルーの雰囲気も、1人や2人だけで漕いでいた今までや、水に入ってしまえば完全に1人となってしまう水泳と違って、和気藹々としており、試合前にも関わらずかなりリラックスした状態で臨めました。

人生初のインカレは、残念ながら敗者復活戦で勝ち上がることができず2日目で終わってしまいました。しかし、初日のタイムで大きく劣っていた大学と敗者復活戦で当たったときに、ラストの500m抜かし勝利することができ、その喜びを4人で分かち合うことができました。
今回のクルーはこれで解散かもしれませんが、それぞれインカレに向けて全力で準備していった経験を忘れないでこれからも頑張っていけたらいいなと思います。

長くなりましたがこれで今回の私の日記は終わりです。明日はお待ちかねの成績発表ですが、今回ばかりは単位を全て取得できたという自信があるので楽しみです。笑
ここまでお付き合い頂いた方、毎度ながらありがとうございました。