Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

今週はスタディグループ

2012-04-24 20:14:39 | エクスプロラトリアム
風邪は治りつつあります。月曜は代休、火曜の今日は様子をみて休みをとりました。寝て、食べて、薬飲んで、寝て、、、のくり返しでした。

さて、今週はスタディグループの週です。スタディグループはフロアスタッフの仕事の一部。2人ペアでサイエンスに関するトピックを選び、それについて調べ、エクスプロラトリウムのフロアを使って1時間のプレゼンテーションやミニアクティビティを行うというもの。順番が数ヶ月に1回まわってくるのですが、今週が私の番。今まで物理や哲学などやってきたので、今度は生物学からトピックを探すことに。それも一番感心のある食べ物から。

そして決めたのが「発酵食品を科学する」というテーマ。

さー、期限は金曜までです(しかも今日休んでるから1日損してる)。考えてみれば、お味噌、お醤油、納豆、ぬか漬け、、、日本人は発酵食品を昔から食べてきたのよね。おとなりの韓国のキムチや、ドイツのザワークラウトも。そしてアメリカ人に身近なのはパン、ビール、ワイン。同僚とメールでアイデアを話し合っていたら、相手の子が「これにフォーカスしたい!」といってあげてきたのが、Kombucha. これ、多くの同僚をはじめ、健康に関心の高い人達の間ではやっている飲み物です。



見たことありますかね?

これここ数年アメリカでかなり人気のドリンクなんです。健康オタクの人から広まり、今ではふつうの人もけっこう日常的に飲んでいます。紅茶をベースにした発酵飲料です。酢酸菌と酵母菌からなるゲル状の培養基が発酵し、酵素、プロバイオティック、アミノ酸、抗酸化物質やポリフェノールなどをつくりだします。消化促進作用、血液の浄化促進のデトックス作用、免疫機能を高め体内のバランスを整える作用があるのだそう。

といっても新しいドリンクではなく、実はもう2000年も前から飲まれ続けているものなんですね。古くは、ロシア、シベリア、ドイツ、中国などで。日本では昔「紅茶キノコ」という名前でちょっと流行ったことがあるそうです(※どこをどうまちがえてコンブ茶 Kombucha、という名前になったのかは謎。日本語の「酵母(こうぼ)」と「昆布(こんぶ)」とを間違えて翻訳された可能性が高いらしいです)。

ボトルで買うと、なかにそのゲル状のゼリーのような培養基が残っていたりして、けっこう私は「おえっ!」としてしまいがち。でもまさに、生きた飲み物。消化促進は実感できます。

さぁ、なにか新しい学びがあるでしょうか。
どうやってプレゼンテーションしましょう。
こんなふうに、まったく未知のことに取り組み、1週間でさくっとプレゼンに仕上げる過程で、自分自身いろんなことを学んでいるなぁと思います。

日本の発酵食品にも光をあてて、みんなに紹介できたらよいな。
がんばろうー。