【5歳1ヶ月】
昨日の月曜日、サンフランシスコおよびその周辺域ベイエリアおよそ670万人の住民に4月7日までの屋内退避命令が出ました。緊急時を除いて外出禁止。ただし病院へ行く時や食料品の買い出しはオーケー。それ以外の不要な外出は処罰の対象になるらしい。
食料品スーパーやガソリンスタンド、薬局、金物(道具)屋はオープン。レストランはデリバリーやテイクアウトのみオープン。病院、警察、消防署、公共交通機関は動いてます。ただ、それ以外の仕事はすべて Work from Home で行うか、一旦休止することになります。
中国の武漢であったロックダウンよりはゆるい感じです。でも突然のアナウンスだったので驚きました。アメリカ政府としては、イタリアの二の舞になりたくないので、早め早めの対策で少しでも worst case scenario(最悪の事態)を避けたいのでしょう。
この時点で私のグループはみなすでに在宅勤務に切り替わっていたのですが、それでも私は必要な道具があったらちょくちょく職場へ取りに行けばいいや〜と思っていました。でもこの命令によって、職場のミュージアムも建物を完全にシャットダウンするとのことで、スタッフであっても入れなくなると知り、知らせを受けてから慌てて職場へ必要なものを取りに行ってきました。4月7日まで、けっこう長いので、ある程度家に材料、機材が必要ですから。
(で、そんな時に限って私の車が故障!バッテリーかと思ったけど、そうじゃない。キーにまったく反応しない。フィリップに見てもらったけど、レッカー車か牽引が必要なレベル。でもこんな時にメカニックが来てくれるはずはない。自宅の駐車場に停まっているので、これは Shelter in place が終了するまで、放置になる。)
代わりにフィリップの車を使ってサンフランシスコの職場まで荷物を取りに行って来た。閑散として道が空きすぎていて、20分で到着。その帰りに、4軒ほどスーパーやドラッグストアをまわったけど、やっぱり今日もトイレットペーパーが買えなかった・・・。我が家、トイレットペーパーあと9ロール。ちょっと心配。必要以上に買い占める迷惑な人たちは、日本だけでなくここアメリカも同じ。
そんなわけで息子の幼稚園休園ウィークの初日であった月曜日は、昼からのこのShelter in placeの命令のおかげでてんやわんやとなり、せっかく息子のために1日のスケジュールを一緒につくったのだけど、その通りにはぜんぜんいかなかった。
ちなみに新型コロナウィルスの影響で休校になり家にいるこどもの面倒をみなければいけない場合は病欠、あるいは政府からの Unemployment Insurance が使えるそうなので当面は仕事を「休み」にすることもできます。例えば私は今週は2日間は「病欠」でがっつり息子と遊ぶ日としていて、3日は在宅勤務としています。
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ずっと一緒に居られるのでゆっくり朝ごはんにクレープをつくったり。
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1日のスケジュールをつくったり。
朝にすこしひらがなのお勉強の時間があったり、午後にものづくりや工作のじかん。1日に2回外遊び、散歩の時間があります。こんなふうに1日を過ごせれば理想的だけれど、なかなかそうはいかない。
私のまわりの家族たちは、social distancing(人混み、他人との接触を避ける)をみな守っていて、学校が休みでこども達が暇を持て余しているからと言ってプレイデート(お友達と遊ばせる)をしている親はひとりもいないです。みな割と真剣に捉えて、家族だけで過ごしているように思います。
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息子、ひとりで遊ぶ。
アパート敷地内でチョークで絵を描いたり。
まだ1日目なのでなんとも言えませんが、逆に Shelter in place でよかったことは、一日中家族とずっと一緒に過ごせること。パパと息子は夕方にのんびり長風呂を楽しんでいます。セルビアの義両親は、なんのトラブルもなく無事にベオグラードの自宅へ帰り着いたとのこと。これから2週間は自己隔離だそうですが、無事について何より。
私たちの仕事、生活はこれからどうなるのでしょう。
チームでこの夏のために企画していた大きな特別展があるのですが、それもなんとなく雲行きがあやしくなってきました(ため息)。