印度嫁入り日記

徒然なるままに日々をレポートします

ステップ0:サリー部位の名称

2022-11-07 | ゼロから学ぶサリー着付け講座
ステップ0:部位の名前
こちらのサリーを例に使います。



ボーダー:多くのサリーの上下の部分にある
別の色のアクセントになる部分
このサリーの場合、
ボーダーはえんじ色の部分です。

太さはさまざま、
レースや別生地、刺繍やスパンコールで飾られるものもあります。

モダンなデザインのサリーには
ボーダーがないものもあります。

背の低い人はボーダーは細い方がよいらしい。

平置きの状態


パルー:鳥の柄が入っている部分
ここが巻き終わりの部分で
多くのサリーはパルーに華やかな柄のデザインがあります。

サリーの裾の裏側


フォール:
巻き始めから1メートル程
ボーダーの裏側に
フォールというあて布を
お仕立て屋さんに付けてもらいます。
生地を守るため、
重さをつけてサリーがヒラヒラしすぎないための
落ち感(故にフォール)を出すものだと思います。
インド人の発音ではファルと聞こえることもあります。

この前いただいたサリーは
まだお仕立て前👇


ピコ:
サリーを買って着る前に
必ずしないといけない処理として
フォールとピコ処理がセットであります。

ピコはパルーの逆側
つまり
巻き始めの部分のほつれ処理になります。

サリーの多くは
巻き始め(又は巻き終わり)の部分が
ブラウスの共布として
お仕立てできるように
長めに作られています。
なので、
サリーを買ったらまずお仕立て屋さんに

共布でのブラウスお仕立て
フォール(あて布縫い付け)
ピコ(端処理)

をセットでお願いすることになります。

ブラウス用共布ありのサリーは
running blouseと記載されています。

コントラストカラー(サリーとは真逆の色)のブラウスの場合は
共布ではなくて
別布がセットになっていることもあります。

プリーツをたくさん作りたい人は
敢えてブラウス用の部分も切らずに
長めに着る人もいます。

ちなみにサリーの端っこの
生地が薄くなっている部分は
機織り機で織ったからできる
縦糸が挟まれていた部分なのではないかと思います。



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