インド人が靴を必ず脱ぐのは
寺院、モスク、教会などの神聖なところ。
タージマハールでも一部土足厳禁の場所がありましたよ。
家の中は家庭によって
外履き(大概サンダル)を脱ぐところもあれば脱がないところもあります。
お姑様宅は外履きオッケー。
小姑は室内用ゴムぞうりに履き替えたりと
個人のお好みでどちらでもいいようでした。
でもメイドさん(インドではサーバントと言うことが多い)
など被雇用者は必ず入口で外履きを脱いで裸足でうちの中に入ります。
来客者の場合は
靴を脱ごうとして
「脱がなくて結構ですよ」
というお決まりのやり取りがあります。
神聖なところが土足厳禁ということから
靴を脱ぐことが
敬意を表しているという意味になるのかもしれません。
で、謙遜の意味で
靴を脱いでもらうほどの者ではありません的な
やり取りをしているのだろうと推測します。
うちは日本式で
室内はスリッパですが
インドパーティで
インド人が来るときは
旦那様が必ず
申し訳なさそうに
小さな子供がいるのでと
子供を言い訳にして
スリッパ制について説明しています。
あまりに目上だったり
VIPの方には説明できないこともあったり
やっぱり本来は失礼にあたるのかも。
ほとんどの人は
靴を脱いでくれますが
来客スリッパを履く人はいなくて
靴下か裸足で入られる人が多いです。
他人が履いたかもしれないものだからか、
足の指が見えない履き物は
違和感あるからじゃないでしょうかね。(笑)
インドでの
靴を脱ぐか脱がないかについてのルールについて
さんざん語りましたが
フツーに裸足で外を歩き
そしてそのまま室内にも入ったりするのに関しては
全く違和感がないようで
綺麗・汚いの感覚が欠如しているというか
内と外の区別があいまいというか
結局のところ
やっぱりインドにルールなんてものは存在しないのかもしれません。(笑)