ふと、会社への不満らしき会話が聞こえてきた。
どうやら、非正規雇用の人たちらしい男性の声だ。
聞こえてくるので聞いていると、
(というのは、きっと彼らは他の人に聞いてもらいたく、多少大きい声だったので、)
要は、「もっと長く会社にいさせてくれ」ということらしかった。
どんな仕事なのかも、そもそもの雇用契約ではどうなっていたのかも、
話の内容からは類推できなかった。
ただ、「仕事があるのだから、せめて17時までいさせてくれ」と、
繰り返し言っていた。
どうやら、午後2時か3時になると「今日はもういいよ」と言われ、
帰されてしまうらしい。
でも、その人いわく、
「会社にはまだ仕事があるのだから、それをやらせてほしい。
せめて17時までいないと、お給料が増えない」と。
私も同じ非正規雇用だけど、なんとなく共感できないまま聞いていた。
そんなに早く帰れるのなら、私だったら何か違うことをやる。
お金が必要だったら、バイトを考えるし、
それほどお金に困っていないなら、本を読んだり、
なにか興味があることをやる。
必要なお金はいくらなのかから考え始めて、
そのうちいくらをA業でまかない、
それで足りなかったら、B業やC業をためす。
ABCの割合は変動して当然だし、あがくのも結構楽しい。
などなど、頭の中をぐるぐるまわった。
そこで気がついたのが、
ある人たちには、
働くなら、一カ所でどっしりと稼ぎたいという欲求があるんだ、
という、非常にあたりまえのことだった。
それが時代が要求する雇用形態にあうかどうかは別として、
無意識からわき上がって来る根本的な欲求として、
私とは全然違う働き方を求める人がいるのだと、改めて思った。
まあ、結婚して子どもを育てようと思ったら、一カ所でどっしりが基本だよなあ。
どうやら、非正規雇用の人たちらしい男性の声だ。
聞こえてくるので聞いていると、
(というのは、きっと彼らは他の人に聞いてもらいたく、多少大きい声だったので、)
要は、「もっと長く会社にいさせてくれ」ということらしかった。
どんな仕事なのかも、そもそもの雇用契約ではどうなっていたのかも、
話の内容からは類推できなかった。
ただ、「仕事があるのだから、せめて17時までいさせてくれ」と、
繰り返し言っていた。
どうやら、午後2時か3時になると「今日はもういいよ」と言われ、
帰されてしまうらしい。
でも、その人いわく、
「会社にはまだ仕事があるのだから、それをやらせてほしい。
せめて17時までいないと、お給料が増えない」と。
私も同じ非正規雇用だけど、なんとなく共感できないまま聞いていた。
そんなに早く帰れるのなら、私だったら何か違うことをやる。
お金が必要だったら、バイトを考えるし、
それほどお金に困っていないなら、本を読んだり、
なにか興味があることをやる。
必要なお金はいくらなのかから考え始めて、
そのうちいくらをA業でまかない、
それで足りなかったら、B業やC業をためす。
ABCの割合は変動して当然だし、あがくのも結構楽しい。
などなど、頭の中をぐるぐるまわった。
そこで気がついたのが、
ある人たちには、
働くなら、一カ所でどっしりと稼ぎたいという欲求があるんだ、
という、非常にあたりまえのことだった。
それが時代が要求する雇用形態にあうかどうかは別として、
無意識からわき上がって来る根本的な欲求として、
私とは全然違う働き方を求める人がいるのだと、改めて思った。
まあ、結婚して子どもを育てようと思ったら、一カ所でどっしりが基本だよなあ。