ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

寝不足につきガードがゆるむ

2010-09-28 21:00:39 | Weblog
昨日、DS用マージャンゲームが届き、今日は寝不足。
寝不足だと、心のガードがゆるくなる。
久しぶりに、今朝の通勤時間は読書をせず、ボーッと周りの人を眺めた。
気になる人がたくさんいた。

朝、最寄駅の階段を、OLがアイスモナカをほおばりながらゆっくりと下りて行く。
冷たい雨が降っていたのに、寒くないのだろうか。

新宿駅についてホームに降りたら、
構内に中国のホテルの朝ご飯のにおいが充満していた。
ちまきとか、お粥とか、蒸し物系のにおいだ。なぜだろう。
日本ではあまりないにおい。なんだか懐かしかった。

山手線に乗ったら、若い男性が若い女性をジーっと見つめている。
あまりにも長い時間。
ちょっとぶしつけではないか、そんなにかわいい子なのか、と思ったら、
その女性は、一点を見つめながら、ひたすらパンをほおばっていたのだった。
男性は、にらんで抗議をしていたわけだ。
でも、女性は気にせずモグモグゆっくりと食べていた。
よく噛むことはいいことだけど、電車に立ちながら、しかもどこにもつかまらないで、
よく朝ご飯を食べられるよなあ、と思った。

そうこうしているうちに、うまいこと座れ、
目の前に立った女性をなんとなく見ていたら、なんだかヒラヒラしていた。
よく見ると、ニットの上着の右ポケットが半分くらいとれて、
電車の揺れにあわせてユラユラしているのだった。
もうポケットとしての機能はなくしている。
いっそのこと、とってしまいたい。
手を伸ばして、ベリっと。
急に寒くなっからタンスから引っ張り出したのかな。
ということは、春先にほつれた、というか、破れたんだよな。
気にして隠しているふうでもなかったから、まあ受け入れているんだろう。

乗換駅でホームに降りたら、女性が片足をひきずっていた。
大丈夫かなあ、と思った瞬間、すごい勢いで女性が走り始めた。
あれは、助走だったのだろうか。

ここまでが朝。

帰り道、最近むむーっと思うのが、新宿駅のJR→京王線に抜ける階段だ。
下りと上りがあるから、かならず渋滞する。
学生さん風の女性が2人、「ちょーうざいんだけどー」「なにこれー」
「おやじとぶつかるしー」「おやじぃくさいー。もーゆるせなーい」
「これで電車まで遅れてたら京王線におごらせるんだけどー」
「っていうか、マジむかつく」と、大声で私の後頭部に向かって文句を言っていた。

その気持ちはわかる。
でも、君たちのその声を聞いていると、私は、くるっと振り返って、
それぞれの顔面にパンチを一発ずつお見舞いしたくなるのだ。
たかだか2分くらいの間だったのだけど、
すごくリアルに想像して、3回くらいシミュレーションしてしまった。
つまり、イメトレは完璧。

この衝動を止めてくれたのは、前を歩いている男性のビニール傘が、
私の足をとらえたからだ。
転ばないようにするのに一生懸命で、振り返る余裕がなかった。
君たちはこのマナーがわるい傘の持ち方をしてるオヤジに感謝すべし。

いつもは、どちらかというと周囲の人が見えていないんだけど、
なかなかどうして、みんなそれぞれだ。