ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

街路樹

2010-12-10 22:10:59 | Weblog
昨日の忘年会で、久しぶりに会った人に「いま何をやっているの?」と聞かれ、
「派遣で、なんとなく食いつないでいます」と言ったら、
みんな、「へ?」という、あっけにとられた顔を一瞬する。

そうか、これは「ネタ」になるんだ。と、思って味をしめ、
喜んで、いろんな人に言っていたら、
「いやいや、いつまでも派遣じゃないでしょう」と、結構真顔で言われて、
「そうだよなあ、そろそろマジメに考えて、シフトしなきゃいかんわな」と思った。

だからと言って、野望がわいてくるところまで、
まだ精神力が回復していないので、
とりあえず、頭の片隅で考えるだけにして、あせらずにいこうと思う。

この次は、どこかに雇ってもらおうにも、年齢の問題がある。
それに、年齢というものは、派遣で働くにもついてまわるらしいので、
このままでいけるわけではなさそうだと、周囲を見ているとなんとなく感じられ、
そうなると、これまで以上の自立が求められるわけで・・・、
まあ、もう少し充電が必要だと、自分を甘やかしたい気分ではある。

今日、仕事をしていて、サマルカンドの街路樹でよく見かけた木は、
ハンノキという名前だと知った。

仕事でハンノキの写真を探していて、「これが、ハンノキか。よく見かけるじゃん」
そして、「あ、これ、サマルカンドでも会った!」となり、
心の中は歓喜の歌でいっぱいになった。
そういえば、ガイドさんが「日本でも見たよ。でも、名前がわかんない」と言っていたっけ。
今度行ったら「ハンノキだぜ~」と教えてあげよう、などと、
もうすっかりサマルカンドに着いたような気分で、
頭の中で会話をくりひろげながら仕事をした。

まったくもって、不真面目だ。

でも、昨日会った人たちは、
私について、いろいろと言いたい放題に言ってくれる人たちなので、
逆に自信と勇気をもらった。
そうそう、私は、みなさんが一様におっしゃるように「気が強い」です。
この評価は勲章だな。

久しぶりの宴会

2010-12-10 00:26:01 | Weblog
暮れなのだなあ。忘年会だ。
いや、お祝いごとの集まりなのか。

まあ、なんだかんだと理由をつけては集まり、
ゆるく仲間に入れてもらっているサンタさんの集まりに出席させてもらった。

前の仕事での繋がりの人もいれば、
今日初めて知り合って、妙に意気投合する人もいるし、
なんとなく中国繋がりということで、親近感をこちらが勝手にもってしまう人もいる。

いずれにしても「しっかりした人たち」の集まりだ。
この「しっかり」というのは精神的な意味で、
精神的な意味でしっかりしているから、お金もそこそこなんとなく回っている、という、
生きる力のある、生きることを楽しめる人たちという意味だ。
それぞれ、いろいろな悩みをもってはいるのだけど、
ぐっとどこかで持ちこたえる覚悟が決まっている人たち。
覚悟が決まっているから、他人のことも尊重できる。

誰かの顔色をうかがう人はいないけど、お互いに細かい心配りがあり、
だから居心地がいい場所。

なんとも居心地がよくて、
昼間会社で働いているときの自分は、
どれだけ「いい子ちゃん」をしているのかと、可笑しくなった。

とはいえ、いまの仕事は、とても私にはプラスに働いている。
地震があって、コップの中の水が揺れる。
その揺れがおさまるのは、地震がおさまってから少し経った後だ。

自分の心を水に例えて、コップの水と海の水の対比から、
私に何かを伝えようとした父の話を、ふと思い出す。
いま、私の心は、波風がおさまりつつあるけれど、
水は循環し、表面は絶えず揺れているように、うたかたを映す。

いい1年だったと思う。