ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

希望

2014-05-23 00:06:52 | Weblog
ウイグルでまたもや事件が起き、
漢族による侵略が、もう本当に限界を迎えているんだとつくづく感じる。

ウイグルは、もともと東トルキスタンで、
誇り高いイスラム教の人たちが暮らす土地だった。
チベットもチベット人の土地。

いま、そうした土地では、漢族が工場や企業を運営し、
もともとの現地の人が大規模にやっている会社は、ほとんどない。
政府の役人になるにも、比較的安定した企業に勤めるにも、
漢語ができる漢族が優先。

上海からウルムチ行きの吉祥航空が、テロの危険ありということで、
2機、緊急着陸し、それぞれ1人が警察に連行されたようなのだけど、
爆破予告的なものを受けての措置だったようだ。

連行されたうちの1人は、空港内で買い物してて、乗るはずだった飛行機に遅れたから、
たまたまこの便に変えたのがあやしい、って話だったようなのだけど、

乗り遅れた人も、乗せずに飛び立った飛行機も、決め打で連行した警察も、
どれもこれもいい加減と言うか、中国的な差不多がてんこ盛りの話だと思う。

そうか。
人民の適当さが3つ重なると、一番弱い個人が連行されることになるのか。

となると、少数民族なんて、
もともと漢族から差別されてるし、本当に居心地悪いんだろうなあ。
勝手に侵略しておいて見下すって、どういうことだよ!という気分だろう。

だからといって、無差別テロはよくないけれど、
それほど、もう限界だと言うことだろう。

情報が遮断され、孤立感を高めている彼らも、
もし私たち外国人が関心をもっていると知れば、少しは希望を持てるだろうか。