ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

人民との違い

2014-05-30 00:24:47 | Weblog
人民が人民でいてくれるおかげで、日本人には、まだ仕事がある。
13億の人民が日本人のようになってしまったら、仕事がなくなる。
だから、人民らしさには、感謝すらしなければならないのだ。

と、頭ではわかっているのだけど、
今日もまた「なんじゃこりゃ~。なに考えとんねん!」と叫びたくなることが
多発した。

楽しもうとは思うのだけど、やっぱりまず腹が立つ。

ただ、私もかなり慣れてきたなあ、と思うのは、
腹が立っても、だいたい3時間後には、それを忘れている。
腹を立てたことすら忘れている。
今日は昼前に腹が立ったのだけど、夕方になったらすっかり忘れていて、
友人と夕飯を一緒に食べているときに、ふと思い出した、というくらいだ。

日本にいた頃は、あれだけ腹を立てたら、2~3日は引きずっていたのに、
私もずいぶん人民化したものだと思う。
まあ、これは、私個人の精神状態にはいいことなので、
日本に帰国してからも、このままでいたい。

とりあえず、日本人というブランドを守る為に、
私たちは家庭の躾をちゃんと守ることが大切だ。
人民との最大の違いは、躾である。
これは、学力テストでは見えない、真の人間の力だ。

最近、上海でめっきり少なくなった駐在員の家族。
たまにレストランや道ですれ違うけれど、お母さんたちはあまり躾をしていない。
子どもが公共の場で騒いでいても注意すらしない。
確かにここは中国だけど、いずれ日本に帰るのだから、
ちゃんと日本人らしさを教えたほうがいいと、見かけるたびに思う。