ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

人参烏龍

2011-08-13 23:12:53 | Weblog
昨晩は、すごく久しぶりに、2時までお酒を飲んでいた。
それだけではなくて、何年かぶりにカラオケなんぞというところにも
行ってしまった。
大、大、大の苦手のカラオケ!!!!!
もう死んでも行きたくないと思っていたカラオケ。

上海の会社の、同じ世代の日本人の同僚と焼き肉食べ放題に行き、
そのままカラオケにも行った。
めずらしく、本気で会社の仲間を大切にしようと思ったからで、
「つきあい」というよりも、「がっつり」という気分だった。
こういうのも、なかなかいい。

で、今日は朝から、
友人のiPhoneがクラッシュしたので修理に出しに行った。
私と一緒のときに買ったから、まだ1ヶ月くらい。
どうやら中身が全部入れ替わって戻ってくることになるらしい。

その後、天山路にあるお茶屋さんへ行き、人参烏龍を買った。
一番雰囲気のいいお姉さんのいるお店にしようということで、
ひとまわりしてから入ったお店は、やはり当たりだった。
小さな子どもがいる若夫婦がやっているお店で、自然な雰囲気で迎えてくれた。
すごく感じがよかったし、ふっかけている印象もなかったので、値切らないで買った。

人参烏龍は、後味が甘く、ノドにずっと香りが残る。
私は暑いからといって、食欲が落ちることはないけれど、
きっと、夏に食べられなくなる人も、人参烏龍を食事前に飲むと、
なんとなく食べ物を受け入れる準備ができるんじゃないかと思う。

さて、自分のブログにコメントができないからなのだが・・・。
昨日コメントをいただいた上海で日本語書籍の貸出しをされているzhengrenさん、
もしよろしければ、ご住所などをお知らせいただけませんか。
コメントとしてお寄せいただいても、情報は公開しないこともできますので、
よろしくお願いいたします。

貸せる本

2011-08-11 20:57:21 | Weblog
朝、管理人さんの子猫がゲージごといなくなっていた。
そして、うさぎは相変わらず悠々とすいかを食べていた。
うさぎの勝利。

さて、本日、日本から送ってもらった私の本たちが届いた。
並べて、背表紙を眺めると、なんだか・・・、
上海の家も私の家らしくなったというか、
上海に来てまで、やはり読みたい本はこういうジャンルか、と改めて思ったり、
とにかく、私のテリトリーの中にいる居心地のよさを噛みしめている。

他人から聞かれて一番答えるのが恥ずかしいのが、
「どんな本を読むんですか?」という質問だ。

たいてい「まあ、いろいろです」と答えるのだけれど、
特に上海のように日本語の本が手に入らない状況にいると、
「読み終わったら、今度貸してください」と言われたりする。

ジャック・デリダの『マルクスの亡霊たち』やリースマンの『孤独な群衆』は、
何もすることがなくて、中国人の雑踏の中に行きたくないような週末に、
ゆっくり読もうと思っているのだけれど、
たとえ、すごく面白いと思ったとしても、
出会ってすぐの、日本人だという共通点しか見つかっていない人に貸すには、
さすがに、ちょっとどうかと思う。

となると、貸せる本がないような気がしてくる。
無理して貸す必要もないんだけれど、
みんな、上海でどんな本を読んでいるのだろうと思う。

化けた

2011-08-10 20:36:02 | Weblog
管理人さんの子猫が化けていた。
朝、出掛けるときには、毛の色が白と黒だったのだけど、
帰りに見たら、茶色のトラになっていた。

しかもゲージから放され、悠々と歩いていた。
一方、うさぎはおびえるでもなく、
自分のゲージのなかで、まったく子猫の存在など気にせずニンジンをかじる。
ある意味で、すごく上海的な光景だ。

夕飯用に饅頭を2つ買った。
1つはビーフン、もう1つは肉をお願いしたのだが、
家について食べてみたら、肉ではなくて高菜だった。
まあ、ヘルシーだからいいか。
それにしても、複数頼むと、必ず注文したのと違う饅頭が入っているな。
どれも美味しいからいいけど。

その饅頭屋は、中国人に人気で、
並んでいても、どんどん横入りをされる。
オバさん2人に横入りされたあと、3人目が来そうになったから、
いよいよ今日は縁がないものと諦めて帰ろうかと思ったら、
お店のお兄さんが3人目のオバさんを制し、「何にする?」と聞いてくれた。

中国の人は、タイミングが日本人と少し違うけど、
ちゃんと親切なんだよな。

さて明朝、子猫はどう化けているだろうか。

何時まで・・・

2011-08-09 21:39:45 | Weblog
中国人スタッフが書いた日本語の文章を修正する仕事がまわってきたので、
これは、逆に私もやらんといかん、ということで、私もその中国人スタッフと話すときは、
中国語で話しかけるようにしてみた。

もともと日本に留学した経験のある中国人の書く文章なので、
あまり大きな問題はない。
それに私も、日本語を偉そうに教えるほど、日本語に詳しくないうえに、
特に中学生レベルの文法すら忘れてしまった状態なので、
書き手の言いたいことが、より明確に伝わるような表現や語順を一緒に考える、
というスタンスで、話し合いながら進めたところ、
中国人スタッフにえらく喜ばれた。

ということで、相手に喜んでもらえると、私も嬉しい。

そもそも、助詞の細かい使い方なんかは、
それこそ日本人のネイティブチェックにかければいいことで、
中国の人に、無理矢理覚えさせようとしても、あまり意味がないと思っている。
そんなことで萎縮させるよりは、
日本語のいろんな言い回しを「使ってみよう」と思ってもらうことの方が重要。
特に、外国語の書き言葉をうまくなりたい、なんて思っている
とても意識の高い人たちなのだから。

ただし、その分、チェックや修正に時間はかかる。
でも、この手間は、決して惜しんではいけないものだと思っている。

さてさて、
今朝、アパートの管理人さんの飼っているうさぎの隣に、
新たなゲージが1つ置かれていた。
帰りにのぞいてみると、子猫が一匹。

うさぎの隣に子猫、か・・・。

うさぎも一羽になってしまったから、寂しいだろうけど、
まさか子猫が来るとは思ってなかっただろうな。
まだ、ゲージが別々なだけ、気をつかってもらっているとも言える。

そしていま、窓の外から、横笛の高らかな音が聞こえてくる。
誰かが隣の公園で練習しているのか、それとも、大音量で流しているのか。
小鳥のさえずりのように軽やかで、比較的ハデなメロディなんだけど、
いったい何時まで続くのだろう。

中国人でも

2011-08-08 21:35:21 | Weblog
今日、少し驚いたことに、
中国人スタッフが数名、お腹をこわして会社を休んだ。
来ている中国人スタッフのなかにも、
「昨日の昼ご飯がよくなかった。古いものがあった。今日、お腹の調子が悪い」と
言っている人がいた。

ああ、中国人でもお腹をこわすんだ、と、
日本人の同僚となぜか感心してしまった。

なぜか日本人スタッフは、全員お腹もこわさず出社していた。
日本人には耐性のある何かだったのだろうか。

ここのところ、少し仕事の進め方でやりにくいと思うことがあったので、
今日、編集長に相談をした。
そしたら、私のやるべきことに方向性が見つかって、いい気分になった。

やりにくかった理由は、
私のOJT役の日本人男性が、まるでOJTをしなく、
自分の話(夜系の自慢話と数十年前の学歴話が多い)を聞け、という面倒なオヤジで、
当然、聞きたいことに答えてくれないという三重苦によっていた。
たぶん、プレーヤーとしては、それなりに面白いし、
人も悪くないけれど、上に立つ人ではないのだと思う。

私のことは、ムードメーカーのオバさん、という扱い。
だから、「これじゃ、進められる仕事も進みませんぜ」と、
本当は本人に言いたいところだが、ま、そこまですることもないので、
やり方を工夫すればいい。

こんな突撃系な話が社内でできたもの、その人がここ数日いないからと、
ここが上海だから、という特殊な事情があるからだろう。
私の他にもう1人その人にOJTされている気の毒な若者がいるんだけど、
その人も今日はいつもに比べて、素直に明るく質問できていたように思う。

さて、あのオヤジがいないうちに、私のやり方をつくってしまおう。

上海の社員旅行

2011-08-07 17:17:24 | Weblog
金曜日の夕食は浦東だったので、まるで大都会。



土曜日と日曜日は社員旅行で、臨安へ。
臨安は南宋の都があったところだから、一度行きたいと思っていたのだけれど、
この社員旅行は、いま中国人のあいだで流行っている、
「都会の人、田舎に泊まる」というパターンだったので、
別に、臨安という土地は、あまり関係なかった、ような気がする。

まず、漂流。



中国人たちは、水鉄砲を持って、違う船の人を攻撃する。
バケツで水をかけてくる人もいる。
恐ろしい遊びを考えるものだ。
すごい勢いで水がかかるので、カッパを着ていてもほとんど役に立たず。
風邪気味だったから、濡れたくないと言ったのだが、
そんなことに気配りはしてもらえない。

牛車をひく水牛が、水涼み。
でも、景色をのんびりと味わうような猶予は、与えてもらえない。
カメラも濡れて、カメラくんは、その後少しご機嫌ナナメだった。



陸に上がり、カッパを脱いだところで、
中国人のスタッフが、水鉄砲で水をかけてきた。
正面からその水を受けた上海女性は、デジカメに水がかかったらしく、
ものすごい、それこそ、「ブチ切れ」。
あそこまで怒れることが羨ましいくらいだった。

その後、山登り。
事前の予定表に山登りなんて書いてなかったぞ。
まあ、そんな文句を言ってもしかたがない。ここは中国だ。

台風の影響もあって、いきなり大雨が降ったり、急に晴れたりするし、
社員旅行って、合宿だったんですね。中国をなめてました。すみません。
給料天引きでお金を積み立ててまで、こんな苦行があるなんて。
とかなんとか、ブツクサ言いながら、雨ですべる山道を登った。



途中、道観のようなお寺に行き、お坊さんになにやらお札を一方的に渡され、
そのために100元単位のお布施を求められたのだけれど、
「は~? ぜんっぜんわからん」と言って逃げた。
だって「あなたは運勢のいい人ですね」って言われて、お札を渡され、
なんでまたお布施までしなきゃいけないのさ。
運勢が悪いからお祓いするならまだ話の展開としてわかるけど。

ようやく夕方着いた宿では、犬がお迎えをしてくれた。
上海女性に見習ってほしいような、おとなしさと慎ましさ。



夕飯はこんな感じ。

 

少し塩辛かったけれど、水が美味しいからか、とても野菜の味が濃くて美味しく、
上海でも食べることができたらいいのになあ、と思う料理だった。

朝食。



川で洗濯をするおばさん。
水がきれいだった。



静かなたたずまい。



その後、お土産屋さんをまわって、上海へ戻った。
上海につくと、台風は通り過ぎたあとだった。

まあ、運がよかったなあ。

いろいろ失敗

2011-08-06 02:14:49 | Weblog
今日は、いろいろとつまらないミスを繰り返したなあ。
いつまでも気に病んでてもしょうがないから、切り替えよう。

土日は、会社の社員旅行なんだけど、上海に台風接近中。
本当に行くんだろうか。

会社の帰りに、中国人のスタッフが、
「旅行、行かない」と言っていた。
そのために毎月、給料から天引きで積み立てるシステム、
しかも、行かなくても返金なし、なのに、
中国人がどうして??? と思ったら、

「台風が来てるから。行っても意味ないし、危ない」

との返答。

私なんかは、会社の決定を待つ体質なんだけど、
中国人は他人の言葉なんて信用しない。
自分で決めて動く、という人たちなんだなあ、と、
改めて思った。

とりあえず旅行に行く用意をしたのだが、
この判断も失敗っぽいなあ。

雷雨

2011-08-05 00:07:28 | Weblog
日本から親友が上海出張に来た。
今日は水城路駅付近でスキヤキをご馳走してもらった。
日本では、もうあえて牛肉を食べない、という人が、
もりもりと美味しそうに牛肉を食べていた。
食の安全は大切だ。

私は上海に住んでいるので、
こういうときに友人と行けるお店のレパートリーを
もう少し増やしたいと思う。
相手は当然知っているものと期待しているだろうけれど、
ふだんは自炊だし、そうそう外に食べにも行かないので、
いまは周囲の人に聞きまくっている。

あ、日本でも同じか。
口コミって、やっぱりすごい威力だなあ。

だんだん地名も覚えてきたので、
もう少しぶらぶらと歩きたいなあ。
でも、暑いんだよな。

ここ2日ほど、正午ごろに雷雨になる。
なぜか昼休みに会社が入っているビルの1階ロビーに行ったら、
大勢の中国人が集まって、窓の外を眺めながら、
外に行くでもなく、ただ、集まってだべっていた。
自分のオフィスだと、外が見えないのかな?

ちょっと、その風景はおもしろかった。

和食

2011-08-04 01:29:20 | Weblog
日本の食品が危ないため、中国ではすでに輸入ができないので、
さて、いまの在庫が切れた後、
上海の日本料理屋はどう変化するのか。

日本国内の不利益だけではなくて、
全世界的に見た日本の「損」は、計り知れないなあと思う。
原発の事故もさることながら、風評じゃなくて実害だったというのは、
なんとも痛い。

そんなことを少し思いながら、
大半は全然違うことを考えつつ、今日は「ちゃんこ鍋」を食べてきた。

和食は美味しい。
そして、先が細くなっているお箸で食べる食事は格別だ。
こんなに当たり前のことなのに、当たり前じゃなくなったんだな。

さて、明日は日本から友人がやってくる。
そろそろ寝よう。

不良ちゃん

2011-08-02 21:20:59 | Weblog
あ、お腹の薬、飲むの忘れた。
というくらい、今日は調子がいい。
でもやっぱり、夜中に目が覚めたらいやだから、薬を飲んでおこう。

昼間、仕事であることについて検索をしていたら、
たまたま自分のブログが出てきてビックリした。
仕事で同僚と道を歩いていたら、バッタリ学生時代の友人に会ったような気分で、
なんというか、プライベートを知っている人と会う気恥ずかしさみたいな感じ。

会社で、出張の話になると、
みんな、ニヤリとしながら「高鉄(ガオティエ)、使うの?」と言う。
「高鉄」は「高速鉄道」のこと。
日本人だけではなく、中国人同士もそんな話をしている。

ここまでインターネットが発達すると、
記者も、海外の報道をリアルタイムに知ることができるわけで、
そうなると「一番この国を愛しているのは、中国人である自分たちだ!」と、
政府の指導に逆らって、本当のことを書きたくなる気持ちもよくわかる。

じゃあ、日本の報道は健全かというと、
最近は、政府や上からの発表に頼り過ぎで、
「知らせてくれなかったから」という言い訳が多いような気がする。
ある意味で、全般的に、上からの指示待ちの「いい子ちゃん」というか。

今日、中国初心者の同僚が、「上海には不良ちゃんっていないんですかね」と
言っていた。
そう言えばそうだ。
「逆らってるぜ~」っていう若者、上海で見かけない。
東京でも、最近は見かけないかな。