いやホント。
・"ノブナガ・ザ・フール"#9「月-THE MOON-」
ランマルがノブナガの男心を知らなかったのが事の発端、の回。
オダ家中の誰も彼もが己の進む道を見失っており、誰かが方向を示してやる必要があった。
ノブナガがしゃにむに前へ進むことを叫んだことによって動揺は収まった(カエサル・ウエスギ同盟への降伏論者であったハヤシでさえ「ノブヒデの敵を討つ」事を理由にノブナガとともに進むことを唱えた)が……。
・"ノブナガ・ザ・フール"#10「節制-TENPERANCE-」
#9同様、ランマルがノブナガ(とヒデヨシ)の男心を知らなかったのが発端の回。
あれ(終わらない戦乱が正しい「東の星」のあり方だとする考え)がケンシンの本音だとすると、何でシンゲンはタケダ家中に「儂に事あればケンシンを頼れ」と言ったんだか。
誰かが天地を統一すること=戦乱を終わらせることで、ヒデヨシがノブナガに賭けたのも分かるしその器にないと踏んだらノブナガを討つのもまた分かる。そして、そういう男を使い切れないと天地を統一出来ないと見たノブナガも分かる。
こうなると、一番分からないのがケンシンだよなぁ……。
・"軍師官兵衛"#11「命がけの宴」
官兵衛、八方ふさがりに嵌まる。
隘路からの脱出を織田家に頼んでいたら、半兵衛に「織田家を頼る前に自力で何とかしろ」と突っ込まれるのも致し方ないよね。
宇喜多直家の調略にも失敗(ぎりぎり、言い分の立つ策を取っている当たりしたたかだなぁ(*1))し、頼みの秀吉は敵前逃亡騒ぎを起こして謹慎というもはや万事休すの状況に。
秀吉の(北近江で秀吉が上杉方に寝返ったりしたら、金ケ崎の悪夢再びにもなりかねないしなぁ)と取られてもおかしくない状況下でのやけくその一手(「こうなったら、切腹申しつけられる前に思いっきり呑んで騒いでやる」)を転がした(下手に陰鬱として構えて大金隠し持っていると取られるとそれだけで失脚の名目(*2)になる。)半兵衛の機略で無罪放免+播磨への介入が許可された秀吉。
やっと山陽全域を巻き込んだ攻防戦が始まる、と。
*1 官兵衛を暗殺すると織田が備前に圧力をかけた際にいいわけが聞かなくなるが、上月城の家臣の場合だと、「(傘下領主である上月氏の)主君をないがしろにして、織田に内通しようとした上月家の家臣を成敗した」で説明が付くしなぁ。
*2 佐久間信盛が後年、石山本願寺攻めの消極策と不正蓄財の容疑で織田家を追放されている。
・"軍師官兵衛"#12「人質松寿丸」
松寿丸、男を見せる。
毛利家も足利義昭をもてあましている模様(看板としては大切だが、勝手に動き回られてもなぁ、といった感じか)。
松寿丸を秀吉に預けたのは間違っていない(中国攻めの責任者なので)。
光(官兵衛の正室)が「小寺の殿が信用ならない」と言うのが正論だったり、松寿とのやりとりが官兵衛と彼の生母のやりとりに近かったり(官兵衛の場合は自身の立場への無自覚に端を発しているが松寿丸と光とのやりとりは自身の立場への自覚に端を発している)。
・"バディ・コンプレックス"#11「真実」
大筋は間違いじゃないけど、大筋への持って行き方がおかしいでしょ!?
(ビゾンは飛び入りで、本来はコックピットを知っているヒナとリャザン隊のハッカーでブラディオンとルクシオンを乗っ取る手はずだったから、本来通りにヒナとハッカーが上がるか、ヒナ+ビゾンのパイロット二名とハッカーの三人が上がって、乗っ取り作業を始めるべきでは?)
カップリングシステムが犠牲者を多数出したのもさもありなんだよね、な回。
(他人の人生を何の準備もなく背負え、と言われて潰れるな、と言うのが無理な話)
であると同時に、因縁が完成した回。
大筋は正しい(ビゾンにしてみれば、青葉にいろいろと歯車狂わされた(*3)挙げ句、ヒナまで青葉に取られるところでした、では、嫉妬に駆られるのも無理ないしなぁ。加えてヒナを異性として認識しているだけのつきあいがあるのも#10の回想で示されたとおりだし)が、持って行き方が、なぁ……。
*3 一回冤罪でヒナが特務武官に拘束されたことや、その冤罪の汚名返上で血気にはやるあまり、ヒナが一時戦闘中行方不明になったことなど。
・"ノブナガ・ザ・フール"#9「月-THE MOON-」
ランマルがノブナガの男心を知らなかったのが事の発端、の回。
オダ家中の誰も彼もが己の進む道を見失っており、誰かが方向を示してやる必要があった。
ノブナガがしゃにむに前へ進むことを叫んだことによって動揺は収まった(カエサル・ウエスギ同盟への降伏論者であったハヤシでさえ「ノブヒデの敵を討つ」事を理由にノブナガとともに進むことを唱えた)が……。
・"ノブナガ・ザ・フール"#10「節制-TENPERANCE-」
#9同様、ランマルがノブナガ(とヒデヨシ)の男心を知らなかったのが発端の回。
あれ(終わらない戦乱が正しい「東の星」のあり方だとする考え)がケンシンの本音だとすると、何でシンゲンはタケダ家中に「儂に事あればケンシンを頼れ」と言ったんだか。
誰かが天地を統一すること=戦乱を終わらせることで、ヒデヨシがノブナガに賭けたのも分かるしその器にないと踏んだらノブナガを討つのもまた分かる。そして、そういう男を使い切れないと天地を統一出来ないと見たノブナガも分かる。
こうなると、一番分からないのがケンシンだよなぁ……。
・"軍師官兵衛"#11「命がけの宴」
官兵衛、八方ふさがりに嵌まる。
隘路からの脱出を織田家に頼んでいたら、半兵衛に「織田家を頼る前に自力で何とかしろ」と突っ込まれるのも致し方ないよね。
宇喜多直家の調略にも失敗(ぎりぎり、言い分の立つ策を取っている当たりしたたかだなぁ(*1))し、頼みの秀吉は敵前逃亡騒ぎを起こして謹慎というもはや万事休すの状況に。
秀吉の(北近江で秀吉が上杉方に寝返ったりしたら、金ケ崎の悪夢再びにもなりかねないしなぁ)と取られてもおかしくない状況下でのやけくその一手(「こうなったら、切腹申しつけられる前に思いっきり呑んで騒いでやる」)を転がした(下手に陰鬱として構えて大金隠し持っていると取られるとそれだけで失脚の名目(*2)になる。)半兵衛の機略で無罪放免+播磨への介入が許可された秀吉。
やっと山陽全域を巻き込んだ攻防戦が始まる、と。
*1 官兵衛を暗殺すると織田が備前に圧力をかけた際にいいわけが聞かなくなるが、上月城の家臣の場合だと、「(傘下領主である上月氏の)主君をないがしろにして、織田に内通しようとした上月家の家臣を成敗した」で説明が付くしなぁ。
*2 佐久間信盛が後年、石山本願寺攻めの消極策と不正蓄財の容疑で織田家を追放されている。
・"軍師官兵衛"#12「人質松寿丸」
松寿丸、男を見せる。
毛利家も足利義昭をもてあましている模様(看板としては大切だが、勝手に動き回られてもなぁ、といった感じか)。
松寿丸を秀吉に預けたのは間違っていない(中国攻めの責任者なので)。
光(官兵衛の正室)が「小寺の殿が信用ならない」と言うのが正論だったり、松寿とのやりとりが官兵衛と彼の生母のやりとりに近かったり(官兵衛の場合は自身の立場への無自覚に端を発しているが松寿丸と光とのやりとりは自身の立場への自覚に端を発している)。
・"バディ・コンプレックス"#11「真実」
大筋は間違いじゃないけど、大筋への持って行き方がおかしいでしょ!?
(ビゾンは飛び入りで、本来はコックピットを知っているヒナとリャザン隊のハッカーでブラディオンとルクシオンを乗っ取る手はずだったから、本来通りにヒナとハッカーが上がるか、ヒナ+ビゾンのパイロット二名とハッカーの三人が上がって、乗っ取り作業を始めるべきでは?)
カップリングシステムが犠牲者を多数出したのもさもありなんだよね、な回。
(他人の人生を何の準備もなく背負え、と言われて潰れるな、と言うのが無理な話)
であると同時に、因縁が完成した回。
大筋は正しい(ビゾンにしてみれば、青葉にいろいろと歯車狂わされた(*3)挙げ句、ヒナまで青葉に取られるところでした、では、嫉妬に駆られるのも無理ないしなぁ。加えてヒナを異性として認識しているだけのつきあいがあるのも#10の回想で示されたとおりだし)が、持って行き方が、なぁ……。
*3 一回冤罪でヒナが特務武官に拘束されたことや、その冤罪の汚名返上で血気にはやるあまり、ヒナが一時戦闘中行方不明になったことなど。