豚も杓子も。

私にすれば上出来じゃん!と開き直って、日々新たに生活しています。

ウサオ(2)

2006年08月16日 | Weblog
甥のウサオは、お菓子が大好き。
自分のプロフィールの好きなもの欄に「あんこ あんこ 和菓子 お菓子」と書くくらいですから半端じゃありません。大学一年生の男の子でもそういう風に書くのですね。
それはともかく、あんこはこしあん派。

彼の母である妹は、ことあるごとにひらすらこしあんを練っていました。
おはぎ、桜餅、あん餅、お汁粉・・・。
幼いころは、もみじ饅頭屋さんになるのだと言っていました。なぜなら、焼きそこない(多分、ないですね。今のシステムでは)を食べさせてもらえるから・・。

今年の春から、大阪で一人暮らしをしています。先日の竜子との関西行きでは、宿はウサオのところを利用しました。宿泊代は晩御飯!

どんなところに下宿しているのか興味津々。駅から少し歩くけど、こぎれいなアパート。空調設備も整ったしゃれたお部屋でした。
その日は、日中は35度以上の猛暑。しかし、部屋に着いたウサオが、まずしたことは、麦茶を沸かすこと。

ただでさえ暑い部屋は蒸し風呂状態です。
ウサオ、暑いよ・・・サウナみたい。
喉が渇いたよ・・・。
なんか飲ませて・・。

聞けば、クーラーはこの夏まだつけたことがないとのこと。ならば、協力してみようと思った傍らで、竜子があえいでいました。我慢できなくなった彼女は、とりあえずシャワーで体を冷やすことに。

石鹸が・・・ない。
しょうがないから、シャンプーで代用。
ウサオ・・!

結構広い部屋だけど、窓からの風だけではさすがに暑い。ぬるめの麦茶をいただき、今期初のクーラーをかけてもらい、なんとか眠りに着きました。

妹にも好きなことを言い、したい放題していたウサオが暮らし方に工夫をしている様子は、健気でもあり、おかしくもあり。
近くにあるコンビ二はほとんど利用しないで、ダイエーのタイムサービスにかけているそう。(うーん、だんなさんにはしたくないタイプだなあ・・。)

一人暮らし予備軍の竜子にも、よいお手本となりました。翌日、暑さ負けでよろける竜子を励ましながら京都で買った豆餅の味は、あんこ好きなウサオにも食べさせてやりたいものでした。

「また来るね」って別れてきましたが、おばちゃんは君の背中に生えてきた小さな羽を見逃さなかったよ・・。今が楽しくてしょうがないのだろうね。

体には気をつけて、がんばれ、ウサオ。