豚も杓子も。

私にすれば上出来じゃん!と開き直って、日々新たに生活しています。

その日が来た

2006年08月22日 | Weblog
本当にSMAPっていたんだね・・・。
ステージそのものの内容以前に、SMAPが実在していることを確認できたことに深く感じ入った初スマコンの姪っ子。その母である妹も初めての参加。娘の竜子は2回目。私は3回目。まだまだ極めて初心者の範囲です。
スマコンの魅力を余すところなく伝えることは到底無理ですね。

実在するSMAP。
彼らは、空想上の存在でもなんでもなく、生きてそこにある人たちです。
これは、初めて外国に旅したときの感慨とも似ています。
頭では理解していたけど、本当に存在している街だったんだ・・。

ビーバーさんにこの夏お会いしたときも同じ。
本当にいらっしゃったのね。バーチャルじゃなくて。
そして、ゴジ健さんも。
私が手にしていたシールが、ゴジ健さんのお手元にあります。
ゴジ健さんも実在していらっしゃるのね。
パソコンで繋がれた向こうには、切れば血のでる生身の人間が存在しておられたのでした。



二年ぶりのスマコンは、まずその会場の大きさにびっくり。
思えば、広島ビッグアーチは、のどかな会場でした。街から遠く離れているという立地条件だけでなく、会場そのものが牧歌的というか開放的。屋根もありませんし。
ドームというものに初めて入った私は、あまりにも大きくて立派な造りに圧倒されてしまいました。人間って、すごいことができるんだなあっという単純な驚きです。スモークが焚かれてでもいるのか、上空はうっすらとかすんでいました。何故かその中を鳩が数羽舞っています。

私たちのお席はステージを正面にするスタンド席の上段。ステージ上のSMAPメンバーは豆のように小さく見えるいわゆる豆ップの状態です。双眼鏡が必須ですが、眼が慣れてくると、結構裸眼でも誰が誰だかちゃんと見分けがつくようになります。大きなスクリーンもステージ上に設置されているので、細かい表情はそれで見ることもできました。

どんなに遠くても十分楽しめるよという筋金入りのSMAPファンの教えは正しかったと思います。ほとんど出ずっぱりの状態で汗だくに動き続けた彼らの姿は、初めてその姿に接して感銘を受けたときと同じでした。
登場の場面はいつも意表をつく演出になっているのですが、今回もそうでした。
歓声の中、ステージに降り立った彼らは、我が家のお風呂でも眼に馴染んでいる色のスーツを着て、この春から始終耳にしていた歌を歌い始めました。まったくもっていきなりです。
SMAPってどんなものだか観てやろう・・なんて人はほとんどいないと思われる期待感いっぱいの観客ですから、それはもう一気に盛り上がりました。
21日の時点ですでにリピーターも大勢いらっしゃるようでした。とにかく予習はばっちりって感じです。受け取る側もステージから発せられるものを何倍かにして返そうとする心意気に溢れています。熱気に満ち溢れた濃い空間。ステージから眼にする観客の顔は、そのどれもがうれしそうに笑っていたにちがいありません。
あの空間のエネルギーを何かで測定できるとしたら、かなりの高濃度でしょうね。

三時間半をそこで過ごしてこそ得られるものをここで伝えることは、先に申しました以上に困難です。少しでもおすそ分けできるとしたなら、ペンライトの美しさを想像して頂くことくらいでしょうか。今回のペンライトは、光る部分が握りこぶし大の大きなものでした。これが会場で何万と光っている様子は、まさにこの世のものとは思えない美しさです。アリーナからすり鉢状に上っていくなだらかな斜面に、青を基調にして、ところどころ緑や赤が点在する光が無数にきらめくさまは、本当に見事です。コンサートということを一瞬忘れて見入ってしまうほどでした。

スマコン、いいですよ。
機会があったら是非にとお勧めします。

それにしても、何が私を引きつけるのでしょう。
先日の花火を見ていたときに、この雰囲気はスマコンと似ているなあと思いました。すばらしい花火が上がったときに、自然に湧き上がる観衆の溜め息や賞賛のどよめき。それこそ瞳孔は開き、顔は惚けた様な笑顔であったにちがいありません。
圧倒的に迫ってくるものの前に、人は同じような反応をしてしまうのでしょうか。
ステージ上のSMAPは、圧倒的な輝きを放っているのです。

知らないですむならそれも幸せ。
なんだ、こんなものかと納得できればまた幸せ。
もう一度見たいなーと思ってしまったら、ウンのつきかもね。