豚も杓子も。

私にすれば上出来じゃん!と開き直って、日々新たに生活しています。

卒業式

2007年03月01日 | Weblog
今日は、次女の竜子の高校の卒業式でした。

すっかりお姉さん気分の竜子は、髪型をちょっと今風に整えて出かけようとします。
「ちょっと待て!」。
今までのほうが、かわいい~よ~。その髪型は、明日からにしなさい。

さて、お母さん。
春物のパンツスーツを着ていくつもりで用意していました。
?????・・・・・、入らない。
超ピンチ!
結局、あきらめて普段着ている上下を引っ掛けて、黒いコートでごまかすことにしました。かなりユーウツ。

そして、お父さん。
張り切ってしめたネクタイは却下され、しまいこんだ一張羅を掘り起こす。
長女と妻の朝のバトルを見かねて?30分も早くバス停に緊急非難。

そんなこんなでばたばたと駆けつけた卒業式。
忘れたスリッパを調達してくると走っていったお父さんが、開式ぎりぎりに滑り込みセーフなんておまけもありまして、こみ上げてくる笑いを我慢するのに必死。入場するわが子に感激の涙を流す群れに飲み込まれ損なってしまいました。
胸にピンクのバラをつけた卒業生が着席し、昨日一日だけの予行演習とは思えないくらい整然と式が進んでいきます。校長先生の式辞に始まり最後の卒業生の答辞まで滞りなく進行し、吹奏楽部の心づくしの演奏にのって、拍手の中で卒業生は退場。卒業式は無事終了しました。

もちろん、これから先の進学先でも入学式・卒業式は経験するのでしょうが、自分たちの手の中で育っていたという感覚が強いのは、やはり高校生までのような気がします。旅立っていくという思いが強いですね。

式の後で、各教室に分かれて担任の先生から卒業証書が手渡されました。その際に、各自がみんなの前でちょっとしたコメントを発表します。それぞれがほんの短い挨拶なのですが、二年間を一緒に過ごしたクラスらしい、ほのぼのした温かさが感じられるものでした。良い時間をすごさせてもらって、ありがとう!私たち保護者もそんな思いで聞いていました。

いろいろな方の示唆に富んだお話を耳にした中で、やはり最後に担任の先生が、「みんな、どんなことも、失敗でも恥ずかしいことでも、勉強じゃけぇのお。わしのばあちゃんがそう言いよったけど、ほんまじゃけぇのお。」というお言葉に、本当にそうだなあと励まされて帰って参りました。

卒業式の後は、クラスの打ち上げ、そしてカラオケ大会にお出かけの竜子さん。
スタートは、はや切られたようでございますね。
最後にして最初の一日は、青空に飛行機雲の直線が映えるきれいに晴れた日でございました。