豚も杓子も。

私にすれば上出来じゃん!と開き直って、日々新たに生活しています。

良かったぁ・・

2007年03月13日 | Weblog
飛行中に前輪が出なくなった飛行機が、燃料を消費するために上空で旋回したのちに胴体着陸なんて、ありえることはわかっていても実際に起こってみると、あたりまえだけど、大変なことでした。

遠目の画面では、なにごともなく滑走路に顎をつけて滑っているように思えましたが、近くからの映像では、摩擦で火花が散っている様子が何箇所もみてとれ、大変な事態と隣りあわせだったことが良くわかりました。

一人のけが人もなく無事着陸に導いた機長の技術の高さは賞賛されるべきでしょう。機内の乗務員の方々のケアも良かったのでしょう。パニックに陥ることもなかたということでした。
生還というとオーバーですが、この飛行機に乗り合わせた乗客の皆さんは、正直そういう気持ちで地上に降り立たれたのではないでしょうか。

いつもは、むしろ緊張感など持つ暇もないほどの短時間の飛行。プロペラ機の旅は、どちらかというとのんびりした印象だったでしょう。それが一転して最大の危険領域に突入したわけですが、実はそういう場面は飛行機だけではないのかもしれません。

事故率の高さを時々示していわれるように、地上の事故のほうがはるかに多いわけですし、現に交通事故は日常茶飯事だともいえます。だれでもいつでも緊張のただ中に踏み入ってしまうこともありうるのですよね。

人さまのとんでもない事態をきっかけにすることは、不謹慎ではばかられる気もいたします。しかし、こうしてありがたくも無事に存在させていただいている幸運を感謝しなくてはならない、と思った今日の出来事でした。