せわしない日々がつづき
時間の感覚がうしなわれそうな気がしても、
ご近所の敬愛する「モノいうマダム」から今月もとどいた
鎌倉の老舗菓子処・美鈴さんの毎月の菓子のおすそ分けが
律儀にトキを知らせてくれた。
1月の菓子は、淡雪羹。
生意気を覚悟でいえば、同じように食していても、
20代のころよりアラフォーのいまの方が、この菓子の本領を味わっている気がする。
この菓子にそえられた、今月の歌は、これ。
ふかぶかと 雪をかむれど 億万の
春の蕾はほころびんとす 方代
つめたい雪の下で、ほころびんとする春の蕾。
しかも、ひとつじゃなくて、億万の。
…いいなぁ。すごいなぁ。…見習いたいな。