この数カ月ほど休みなしという
個人的には「異常事態」と呼べそうな怒涛の日々に
ひょっこり数日ほど時間ができた。
もろもろがうまく運べば、ひょっとして…と願いつつ、
でも自力だけではそれはかなわないので、せめて
自力でできる日々の仕事は懸命に黙々とやっていたら、
いくつかの幸運が突如として重なり、願いが叶った。
まぎれもなく、これは「すすめ」の兆し。
いざ、南下。ハート形の島へ。 . . . 本文を読む
カメルーンから2年ぶりにかえってきたチャリさんと 再会を果たした晩のこと。 シベリア鉄道の旅にでた叔父上のおみやげ、といって チャリさんがロシアのキャビアをだしてくれた。 瓶をあけると、魅惑的にかがやく黒い粒がぎっしり。 なのにその日のわたしときたら 仕事におわれて夕餉の支度も満足にできず、 なんちゃってパエリアを特急でつくってお茶を濁すありさま。 (キャビアよごめん) カマンベールチー . . . 本文を読む
過日のこと。
都内での打ちあわせの後、ハナさんと合流。
いろいろ話があるからだったけれど、
折りしもハナさんの仕事がひと区切りしたばかり。
これはやはり、なにはともあれ、まずは喜びたい。
といっても仕事後に合流するんだから大したことはできない。
そこで、おいしい食材をそろえてみた。
鎌倉は鈴木豆腐店の木綿豆腐と、
この日のためにとっておいた、到来品の、つと納豆。
その日のとれたてミニトマトに . . . 本文を読む
根がはえたように机の前に座する日々がつづくと 遠方からの到来品があるから不思議だ。 この日いただいたのは 京菓子司・俵屋吉富の渋皮栗包み。 「俵屋吉富の由来」をみると、 伝承の暦は1755年にさかのぼるらしい。 「…創業以来、京都御所の北西の辺…にあって、 代々禁裏誤用つとめる菓子司として格付けされ… その後、今日に至るまで、絶えず新しさを追 . . . 本文を読む
暑くてあけはなった窓からみえる外の景色が
暗闇のなかでもしらじら輝いている。
外にでて空を仰ぐと、なんだかこれは満月のような?
しらべてみると、
今日23日の18時17分に月が満ちるとか。
仲秋の名月だ。
天気予報では今晩から雨模様といっていたけど、
雨が月に遠慮したのだろうか。
雲ひとつないすっきりした夜空に、輪郭もくっきり満月が輝く。
暑さ寒さも彼岸までというのに…と
この時ならぬ暑さを . . . 本文を読む
いろんなことが重なって、もう挫けてしまいたい。
でも挫けている場合じゃない。
とはいえ、ワインやお茶でリラックス、にも限度がある。
さて、どうしよう?
そんなとき、郵便うけに手紙がとどいた。消印はホノルル。
封をきると、ハワイの作家の手による版画のカードが。
太陽を背にした人がモチーフだ。
太陽と風をかんじる躍動的な構図に、生きるちからが充満。
なのに、色がブラウンだからか、ぎらぎらしてなくて . . . 本文を読む
ゆったりした気分になりたくて、食後に蓮の花のお茶をいれてみた。 何とも不思議ないい香り。リラクゼーションや瞑想にいいと聞く。 先日いただいたフルーツジェリフィエを添えて。 この菓子はクールな小箱に詰められていて、 フタをあけると、いろいろな果実でできたものが彩りよく並ぶ。 袋からだして眺めれば、ひと粒ひと粒の輝きも際だつ。 きょうはローズとアプリコットをえらんだ。 手 . . . 本文を読む
朝ご飯に蜂蜜トーストをたべていたら
ロシア蜂蜜をおもいだした。
「ロシア蜂蜜」といわれても
「なんのこと?」と思う方も多いかもしれない。
要はロシア産の蜂蜜。わたしが味わったのは、
とても糖度が高く、ひとくちで大満足という品だった。
しかも器がふるっている。
これは、なんと白樺の樹皮でできているという。
白樺の表皮を何枚も重ねて圧縮し、それに
模様を彫刻した木やゴムなどの型を押しつけ、
. . . 本文を読む
あたまにリラックスが必要な気分。
こころ散歩にでかけてみよう。
行き先は、ひろい青空。
おひさまのチカラと
のびやかな雲も感じたい。
…よし、だいじょうぶ。糸をゆるめて、もうひと粘り。 . . . 本文を読む
岡山の大手まんじゅうをいただいた。 わたしはこの菓子とは初対面。 どんなお菓子なのかと説明をよむと、 麹から甘酒をつくり、それをもとにまんじゅうをつくったものらしいと知れた。 麹つくりから始める菓子づくりって、スゴすぎ…。 そんな驚愕の思いで箱をながめる。 なんだか潔い印象のデザインだな、と思いつつフタをあけると、 一転して可憐な印象があらわれるから不思議だ。 トータル . . . 本文を読む
数年前のある日の昼下がり。
開けはなった窓から聞こえてきた、隣のテレビの音。
いつもの「のど自慢」でなく珍しくピアノの演奏。
耳にはいるまま、聞くともなく聴く。
…と、そのピアノにきき覚えがある気がしてきた。
「もしや?」
あわてて自宅のテレビをつけ、チャンネルを回す。
懐かしい顔が一台のピアノを弾いていた。
白いシャツと黒いシャツを着た男性2人。
評判になっているらしいと風の便りには聴いていた . . . 本文を読む
能登半島の先端から野菜がとどいた。 箱をあけると、かぼちゃ・ジャガイモ類がゴロゴロ。 「キュウリのお化けみたいなのも入れたから」 といわれていたので、どんなお化けがくるのかと思いきや、 あまりに愛らしい風貌だったので、写真をとることにした。 せっかく撮るんだから、この形を活かしたいなあ… と、野菜で顔を描いてみる。 このスマイルの口が「キュウリのお化け」。 実はカボチャで、 . . . 本文を読む
今やらせていただいている仕事が、あまりにも面白い。 しかも「こういう人の協力を得られれば更によいものになるはず」 と思った人の協力をえられることになり、楽しさ倍増。 さいわい先方も楽しんでくださっている様子で、 それがわたしの楽しさをさらに増幅させてもいる。 脳細胞がこんなに喜んでいる感覚は、久しぶりかも? 夢中になっていたら、いつの間にか日も暮れていた。 そういえばお腹も空いている。 こんなと . . . 本文を読む
バタバタしていて、手抜き料理がつづいている。 色んなときがあって当たり前だから そういうときがあってももちろんよし。 とはいえ、気もちのいい人と美味しい食事を楽しむときの ゆったりした気分を思い出したい気もする。 そこで、例によって写真で追体験をしてみることに。 9月になったというのに盛夏のように激しい陽ざしのある日、 都内でみっちり打ちあわせをしたあと 「サクッとご飯」に連れていっていただい . . . 本文を読む
ぷらっと遊びにいきたい。でもいまは無理。
せめて写真で追体験しようと、鎌倉の大仏さまを眺めてみる。
濃い緑の山を背に、どっしり悠然とたたずむ姿が、いい。
おおらかなこころを、少しとりもどせたような?
そのこころで、緻密な仕事にもどろう。
チマチマしそうになったら、またドーンとしたものを眺めることにして。 . . . 本文を読む
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