祝島では、2015年のひじきのシーズン。今年は2月初めの大潮にあわせて口開け(解禁)となりました。
まだまだ寒い時分です。先日の朝も、ひじきの釜場の洗い桶にためておいた水が厚さ2センチ近くも凍っていました。
上の写真は、今年の初摘みひじきを釜で炊いてから干しているところです。海の向こうに上関原発の予定地が見える浜で、祝島が原発を拒み守りつづけている「宝の海」のひじき . . . 本文を読む
とつぜん魚に会いたくなって、写真をゴソゴソさがしてみた。
まずは、釣りあげられたばかりのチダイさんから。
こちらは、上も下もメバルさん。上のはわたしが釣りました、ようこそ、ようこそ。
船のイケスまで遠い(のか?)から、横に置いたバケツに、ひとまず。
まだエアー抜き(?)がうまくできなくて(いまもエアー抜き成功率は五分五分かも)、
このとおり不自由そう…スマン。
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春の海。
磯あるきが楽しいころ。
今年はいつまでも寒いせいか、ワカメはまだだったけど。
岩のすきまに、亀の手がびっしり。
別名、鷹の爪。祝島ではセェと呼ぶ。
茹でたり焼いたりして食すと美味だし、よい出汁もとれる。
そういえば、カタガワという一枚貝は
薄べったいのと山型のと2種類あることも、今年おしえてもらった。
薄べったいのは子どもの貝で、山型のは大人の貝だ . . . 本文を読む
2月7日に解禁になったばかりの祝島のひじき刈り。
干潮にあわせ夜中でもひじき刈りに出ている友だちのCちゃんは
いまが一番忙しい時期なので、近くにいてもなかなか会えない。
ある日の午後、ちょっと用事があって探していたら、
ひじきを炊く釜場でようやく遭遇叶った。
そこに居あわせた「社長」のTちゃんに声をかけていただき、
思いがけず私もひじき作業を手伝わせていただくことに。
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列島をつぎつぎと寒気がおそうこの冬、
瀬戸内海の西の玄関口にあたる祝島でも、立春がすぎてなお冷えこみが続く。
そんなある日、波止ちかくの小屋のストーブで暖をとっていたら
「牡蠣をとっちゃろ」と、名人が道具を手に浜へむかった。
ついていくと、一面に天然の牡蠣。
もってきた道具でチョイチョイチョイと、いくつかの牡蠣をひらき
「食べんさい」というと、名人は小屋へ帰っていっ . . . 本文を読む
さいきん、海のなかはわりと化粧バッチリらしいと知った。
妖艶な(?)アイメイクのアオリイカさん。このとおり美人ぞろい。
鯛もアイシャドーしっかりタイプ。
いい写真が見つからないので今日はご紹介できないのが残念だけど。
天日干しの祝島近海煮干しは
まるで正絹の衣のようにうつくしい光沢でお衣装ばっちり。
目も大きくて、やはり器量よし。
ちなみに、 . . . 本文を読む
近くの波止(はと)から沈めた壺に このところ連日のように蛸がはいっている。 これが、祝島のタコつぼ。 すぐ近くの波止(はと)から海へ沈めておいたものを ひき揚げたところ。 ツボのなかにタコはいるけど「出てこんよ」。 そんなときの知恵は「塩もってこい」。 「ほんとかいな」といいながらも 塩を入口からまきいれると、なかでタコが動きだして 自分からでてきた。 それをすかさず両手でつか . . . 本文を読む
はじめて蝉エビをみた。 なるほど、蝉(セミ)によく似ている。 焼いて食べると美味しいらしい。 せっかくなので、 中世の船のマスト(帆柱)のうえにつける部材「蝉(セミ)」のうえに、 蝉エビを載せてみた。 祝島で、蝉づくし。 …どちらも鳴かないけど、なんとなくユーモラス。 . . . 本文を読む
せっかく5月にも祝島へくることができたので、 さらにもう少し幸運に恵まれたら 念願のイカス漁へ行ってみたいと思っていた。 「イカス漁」とは 海底にしずめた籠で甲イカ(コウイカ)をとる漁法のこと。 4月1日が解禁だとかで、 3月後半にもなるとイカス漁をする漁師さんたちは準備に忙しい。 3月のある日、 「イカスの準備をしようや」と出かける一行に わたしも加えてもらって山へむかった。 イカス漁とい . . . 本文を読む
すこし落ち着いた時間が流れた3月のある日、 「ワカメとりに行こう」とNちゃんがいった。 さっそく潮見表でその日の干潮時刻をチェック。 夕方4時半すぎ、総勢4名でいそいそと磯へ。 2名はワカメ、2名はアワビとサザエ狙い。 鏡のような凪の海面。 透明な海水が海中にたゆたう海藻のすがたを映す。 さながら森のよう。 岩にびっしりとアオサも生えていた。 味噌汁の具にしても美味しいし、 ここ祝 . . . 本文を読む
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