8月2日午後1時、
「上関原発を建てさせない祝島島民の会」の全員集会が開かれました。
前日から始まった「福島から祝島へ~こども保養プロジェクト」に
福島から参加している女性などから話を聞いたあと、
島民の会の代表・清水敏保さんが次のメッセージを読みあげ、
あつまった会員の方々と確認しました。
*****(以下、チームゼロネットのブログより転載)
『本日招集されている県漁協祝島支店の総会の部会は
山口県漁協の強引な進め方で開催されようとしており、
私たちは認めることができません。』
祝島に暮らす私たちはこれまで31年間、原発建設に反対し続けてきました。
原発建設のための漁業補償金も、
祝島の漁師たちは2000年に受け取りを拒んで以来、
これまで3度も受け取り拒否を決議してきました。
昨年2月は、祝島支店では、漁業補償金について二度と
議題にしないということも決議しました。
それを無視して、県漁協は今年2月、
祝島支店の総会の部会を開き、漁業補償金の受け取りを迫ってきました。
県漁協のやり方は、
規約に違反した選出方法で議長を決め、採決を行うというものでした。
その結果、受け取り賛成が初めて過半数となりました。
これをもって、県漁協は、
祝島支店が漁業補償金の受け取りを決めたと言っています。
そこで、祝島支店の31人の正組合員は、
漁業補償金は受け取らないと改めて県漁協に申し入れをしました。
それも無視して、祝島支店に配分委員会も作らず、
県漁協主導で、6月に漁業補償金の分配案を作ってきました。
今日の総会の部会は、その採決を迫ろうとするものです。
この漁業補償金については、本来なら、
漁業者全員の同意がなければ決めることができません。
少なくとも、3分の2以上の同意は必要であると、
県漁協の定款類にも、国の法律にも明記されています。
祝島支店が漁業補償金の受け取りを決めたという県漁協の主張には
全く根拠がありません。
私たちは繰り返し説明を求めていますが、
県漁協は、これまでずっと明らかにすることなく進めてきました。
繰り返します。
『本日招集されている県漁協祝島支店の総会の部会は、
山口県漁協の強引な進め方で開催されようとしており、
私たちは認めることができません。』
(報告者:木村力さん)