鳥づいているこのごろ。
先日は、横浜暮らしのケイさんの案内で
吉左右(きっそう)で焼き鳥。
横浜駅から歩くこと約15分、
大きな交差点をわたり左に折れた先にあった。
木の引戸をあけてはいると、店内はカウンター席のみ。
なんだか寿司屋にきたみたい。
鳥皮には青のりをふってレモン汁をかけて食した。
お品書きに「ちょうちん」とあったから何かと思いきや、
こういう品だった。
卵の黄身部分(?)が両側にくっついた鳥肉。
なんだか不思議な見ため。
黄身を鳥肉にからめながら食すものらしい。
人気があるみたいで、連れが(勇気をふるって?)頼んだら
その日「ちょうちん」はそれで終わりだったらしく
しばらくしてから注文したお客さんはもう品切れ。
べつの日、
親友のトキさん宅で家飲みしようということになり
日暮れころに到着すると、なんと鳥の丸焼きを焼いていてくれた。
なんだか子どもの頃のクリスマスがきたみたい。
肉では鳥が一番好きな身にとって、喜びは一際おおきい。
この日はふたりとも
どちらかというとブルーはいっていたのだけれど、
このみごとな皿をまえにしたら、お祝いするしかない。
「いただきます」のかわりに「おめでとう!」
…で、何のお祝いにする?
などといいながら切り分けて、さっそく食べはじめる。
こんな季節だし、乾杯はキリリと冷えたスパークリングワイン。
この鳥さんは詰め物が意外。もち米なのだ。
醤油を数滴たらすと香りもよく、食欲もでる。
ひさびさの、心身を満たす食卓。
「ごちそうさまでした」。
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