アフリカのニジェールでクーデター、とか。
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ニジェールでクーデターか 大統領宮殿で煙や銃声
2010年2月19日 01時23分
【カイロ共同】ロイター通信が目撃者らの話として伝えたところによると、
世界有数のウラン産地で知られる西アフリカのニジェールで18日、
首都ニアメーの大統領宮殿から煙が上がり、宮殿周辺で激しい銃声が聞こえた。
フランス政府高官はフランス公共ラジオに
「クーデターが企てられようとしている」と述べ、
ロイターは情報筋の話として「大統領警護隊が鎮圧しようとした」としている。
DPA通信は「タンジャ大統領が兵士に拘束されている」と伝えるなど
情報が錯綜している。
ロイターなどによると大統領側近は「今はすべて正常」としており、
銃撃戦などが終わったかどうかなど詳細は不明。
別の目撃者によると、少なくとも兵士3人の遺体が安置所に運ばれた。
ニジェールでは昨年8月、
同年12月に満了する予定だったタンジャ大統領の任期を
3年延長する新憲法案の是非を問う国民投票が実施され、
賛成多数で承認された。
独裁色を強める同大統領を野党などが非難していた。
(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010021801001007.html)
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憲法停止、政府機関解散と続報がつづき、
今日は、夜間外出禁止令や国境封鎖が解除される見通しとのニュースも。
アフリカ珍道中になっているだろう叔母と母がちょっと気がかり。
ふたりが滞在中のカメルーンは、北部が湖をはさんでニジェールと接する。
1994年のルワンダ大虐殺のとき、
ルワンダからキヴ湖をはさんだ対岸、隣国コンゴ共和国の都市ゴマにも
ルワンダを逃れてきた人びとがおしよせたと聞く。
そこには虐殺の被害から逃れてきた人ばかりか加害者もふくまれていて、
当然ながら安全面はかなり不安だったようだ。
…ということをわたしが知ったのは、
2000年代前半に、アフリカの情報を集中的に調べた時期があったから。
はじめは、地名も人名も読みづらくて苦労した。
ところが、『Shake hands with the devil』という本を
毎日よんで情報収集をしていたら、しまいには
夢のなかにもアフリカの地名や人名がでてきて、我ながら驚いた。
「読みづらい」ということは「なじみがない」ということだけれど、
それは単なる地理的な距離によるものではなく、むしろ
接する情報量によって左右される、心的な距離感といえるのかもしれない。
この『Shake hands with the devil』の著者・ロメオ=ダレールは
ルワンダ大虐殺の当時、ルワンダにいた
平和維持軍(国連ルワンダ支援団)の司令官だったカナダ人。
ルワンダ大虐殺を目撃し、虐殺加害者側に攻撃され、
要請すれど遅々としてとどかない国連支援や
各国の利害関係にふりまわされる支援現場に落胆し、
さいごには精神的に司令官を務めつづけられないと判断して辞任している。
帰国後は心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断され
アルコールやドラッグで昏睡状態におちいるなどしたようだ。
そこまでは本に書いてあったが、今回あらためて調べてみると
なんと現在ではカナダの上院議員になっているらしい。
紛争の解決や平和構築にむけた活動をしているとか。
この本は映画化もされている。
2007年のエミー賞ベストドキュメンタリー賞を受賞した様子。
英語ではあるけれど映像ならわかりやすいだろうから、
一読もしくは一見をおすすめしたい。
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ニジェールでクーデターか 大統領宮殿で煙や銃声
2010年2月19日 01時23分
【カイロ共同】ロイター通信が目撃者らの話として伝えたところによると、
世界有数のウラン産地で知られる西アフリカのニジェールで18日、
首都ニアメーの大統領宮殿から煙が上がり、宮殿周辺で激しい銃声が聞こえた。
フランス政府高官はフランス公共ラジオに
「クーデターが企てられようとしている」と述べ、
ロイターは情報筋の話として「大統領警護隊が鎮圧しようとした」としている。
DPA通信は「タンジャ大統領が兵士に拘束されている」と伝えるなど
情報が錯綜している。
ロイターなどによると大統領側近は「今はすべて正常」としており、
銃撃戦などが終わったかどうかなど詳細は不明。
別の目撃者によると、少なくとも兵士3人の遺体が安置所に運ばれた。
ニジェールでは昨年8月、
同年12月に満了する予定だったタンジャ大統領の任期を
3年延長する新憲法案の是非を問う国民投票が実施され、
賛成多数で承認された。
独裁色を強める同大統領を野党などが非難していた。
(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010021801001007.html)
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憲法停止、政府機関解散と続報がつづき、
今日は、夜間外出禁止令や国境封鎖が解除される見通しとのニュースも。
アフリカ珍道中になっているだろう叔母と母がちょっと気がかり。
ふたりが滞在中のカメルーンは、北部が湖をはさんでニジェールと接する。
1994年のルワンダ大虐殺のとき、
ルワンダからキヴ湖をはさんだ対岸、隣国コンゴ共和国の都市ゴマにも
ルワンダを逃れてきた人びとがおしよせたと聞く。
そこには虐殺の被害から逃れてきた人ばかりか加害者もふくまれていて、
当然ながら安全面はかなり不安だったようだ。
…ということをわたしが知ったのは、
2000年代前半に、アフリカの情報を集中的に調べた時期があったから。
はじめは、地名も人名も読みづらくて苦労した。
ところが、『Shake hands with the devil』という本を
毎日よんで情報収集をしていたら、しまいには
夢のなかにもアフリカの地名や人名がでてきて、我ながら驚いた。
「読みづらい」ということは「なじみがない」ということだけれど、
それは単なる地理的な距離によるものではなく、むしろ
接する情報量によって左右される、心的な距離感といえるのかもしれない。
この『Shake hands with the devil』の著者・ロメオ=ダレールは
ルワンダ大虐殺の当時、ルワンダにいた
平和維持軍(国連ルワンダ支援団)の司令官だったカナダ人。
ルワンダ大虐殺を目撃し、虐殺加害者側に攻撃され、
要請すれど遅々としてとどかない国連支援や
各国の利害関係にふりまわされる支援現場に落胆し、
さいごには精神的に司令官を務めつづけられないと判断して辞任している。
帰国後は心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断され
アルコールやドラッグで昏睡状態におちいるなどしたようだ。
そこまでは本に書いてあったが、今回あらためて調べてみると
なんと現在ではカナダの上院議員になっているらしい。
紛争の解決や平和構築にむけた活動をしているとか。
この本は映画化もされている。
2007年のエミー賞ベストドキュメンタリー賞を受賞した様子。
英語ではあるけれど映像ならわかりやすいだろうから、
一読もしくは一見をおすすめしたい。