湘南ゆるガシ日和 ・・・急がず、休まず

湘南でゆるゆら暮らしココロ赴く先へガシガシ出かけるライター山秋真が更新。updated by Shin Yamaaki

富をわけあうため闘いつづけるサラスワティ・ムトゥさん:本日発売週刊金曜日

2012-02-03 17:44:56 | 書いたもの/など

本日発売の週刊金曜日に記事を掲載していただいた。

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民族・宗教・言語の違いを超え「富を分け合うための闘い」を続ける

サラスワティ・ムトゥさん

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1998年のマレーシア社会党たちあげメンバーのひとりで、

現在は副議長のムトゥさんに、インタビューさせていただいた記事。

ぜひお手にとってご高覧ください。

 

印象的だったことのひとつは、

多民族国家マレーシアの人びとが直面する問題を

民族や宗教や言語の対立とみなす見方をくりかえし否定し、

経済的な問題だと語っていたこと。

北アイルランド紛争について

「宗教や民族の違いによる対立のように語られることが多いけれど

あれは経済的な対立」だと語った、アイルランド人の友人の話をおもわず想起した。

 

もうひとつ、これは紙幅の事情で記事に書けなかったけど、

「very, very, very alarming」な日本の自殺者数への日本社会の関心の低さに

彼女が驚愕していたこと。

「1年に3万人以上の人が自殺する事態が14年続いているということは

その間に42万人以上もの人が亡くなったということで、先進国でこの事態は衝撃的。

経済的理由による自殺が多いときくが、社会的保護がないから自殺をする。

つまりこれは人災。政府の何かがオカシイのだ。

なぜ日本人はこの事態を放っておくのか? 

マレーシアでは、たとえ自殺者が10人でも、私たちは国会へいって叫ぶよ、

”国会よ、なぜだ! 政府がなんだかおかしいぞ!”って」

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