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コロナ規制のために、茶摘み作業員がジョージア人からセネガル人に

2020年06月12日 | 経済
6月12日 トルコの茶摘み作業は、毎年、隣国ジョージア人の仕事になっていましたが、今年はコロナ規制で国境が閉鎖されたため、茶葉生産地リゼ県では、トルコ在住のセネガル人、アフガン人、ウズベク人たちが茶摘み作業をしています。

 Hurriyet

およそ4万人の外国人労働者がリゼに来たがっていますが、国境ゲートからの入国は禁止されています。しかし、2万人、主としてイスタンブル在住のリゼ出身者が、6月初めリゼにやってきました。あらゆる年齢と職業の人たちが茶葉の収穫作業を手伝っています。

例年はトルコ北東の国境から1時間でリゼにやってくるジョージア人がコロナで来られなくなったため、トルコに住み、労働許可を持っているセネガル人、アフガン人、ウズベク人がジョージア人にとってかわりました。これら移民作業員たちは、よく働くと、トルコ人作業員にも評判がよいようです。茶畑のオーナーたちも外国人作業員を歓迎しています。

セネガルからリゼへ
リゼの広大な茶畑で人気者になっている3人のセネガル人作業員がいます。リゼ県ギョンドードゥ村の茶畑のオーナー、ハリム・スルタン・ダルさんは、イスタンブルで出会った3人のセネガル国籍のジブラル・ガイエさん、ムサ・シシさん、ムハムメド・ドラミさんをリゼに連れてきました。

3人は茶摘み作業で1日に約250リラ(37ドル)を稼いでいます。2020年の最低日給は98.10リラ(15ドル)とされていますから、セネガルの移民労働者にとってはよい収入でしょう。「アフリカ人たちはとても上手に茶葉を摘みます。政府もわが国に住むアフリカ人を知って欲しい」とダルさんは言い、よい働き手には高級が支払われると言いました。

ガイエさんは茶摘みは今年で3年目、あとの2人は今年初めてです。ガイエさんは「リゼは美しい。私はトルコが大好き」と言っています。

オスマン人は140年昔、茶の木を導入しました。アブデュルハミド2世の治世に、茶の木はブルサからアレッポーまで、アイドゥンからエルズルムまで、オスマン帝国全土に植えられましたが、多くの土地はこの植物に合いませんでした。まもなく黒海地方が茶の木を育てるのに最も適しているとわかり、1947年、リゼにトルコ初の茶の工場が建てられました。


外国在住市民の帰国時の14日間隔離が廃止された


外国在住トルコ市民が故国を訪れた際の14日間の自宅隔離を廃止すると、6月11日、政府が発表しました。

 Hurriyet

「われわれは夏の休暇で故国を訪れる外国在住市民を支援します」と、トルコ大統領府の「外国在住トルコ人と関連コミュニティ局」(YTB)のアブドゥラ・エレン局長が、声明で発表しました。YTBの発表によると、正常化のためのステップによって、トルコは、外国から来るトルコ市民に科していた厳しい規制を緩和しはじめました。

約600万のトルコ市民が、ヨーロッパ諸国に住んでいます。YTBによると、近年は、70万の海外在住市民がヨーロッパからトルコへ車でやってきます。

トルコは6月11日、トルコ市民と外国人の出入国に関して、イラン国境経由を除いて、規制を排除しました。この規制解除は、エルドアン大統領主宰の閣僚会議後に実現しました。

空路での到着に関しては、保健省、外務省、運輸省の協力で調整されます。トルコに入国するトルコ人と外国人は、ヘルス・チェックを受けます。出入国に関しては、内務省、保健省、運輸省の対策が対策を決めます。新しい法令はトルコ全県に送られます。


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