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日曜日、スケッチ旅行の「かこう会」から知多半島の南端にある菜の花畑にスケッチに行きました。
知多半島は名古屋市の南に突き出た半島で、西は伊勢湾、東は三河湾、南の先は太平洋です。
前日からの雨も上がり、お日さんが顔を出してくれましたが、北風さんもぴゅうぴゅう。
菜の花の茂みの中に身をかがめ、かじかむ指で風に揺れる菜の花を描きました。
先ほど、ラジオのニュースが、今日春一番が吹き荒れたと伝えていました。
春一番って、春の訪れ告げるやさしい風かと思っていたら、気象学的には、立春後はじめて吹く強い南寄りの風で、強風被害を及ぼすこともあるとのこと。
名古屋では午後から雨が降り出した程度でしたが、みなさまの地域では如何でしたでしょうか。
今日(3月1日)の中日新聞の記事も春一番。
安部首相の施政方針演説全文を掲載しています。(9面)
とても分かりやすいです。
同感できる部分もありますが、原発再稼働のほか憲法改正、教育再生など保守色の強い政策を打ち出しています。(2面)
「強い日本」が何度も繰り返されています。
閉塞感に覆われている今、期待の突破口に思われる言葉ですが、本当に強い日本とは何かを考えなおしてみる良い機会と思います。
かつて明治憲法下の日本は、強い日本として近隣諸国を侵略し、その過ちが現在の外交関係に災禍を及ぼしています。
現憲法9条 「武力の行使を放棄し、陸海軍その他の戦力を補助せず、国の交戦権を認めない」 によって、私たちは他国の戦争への加担に歯止めがかかり、平和国家として過ごしてきました。
でも、先ほどのニュースによると、武器輸出三原則を緩和し戦闘機F35を輸出すると決定したとか、オスプレイ本土で訓練とか、気がかりなことがいっぱい。
安部政権の目指す「強い日本」を知るために、
自民党のホームページに記載されている「憲法改正案」は、現憲法と改正案が対比して記載されていて、とても分かりやすいです。
でも、わたしには理解したり判断することは難しいので、機会があれば勉強していきたいです。
私が望む「強い日本」 は武力ではなく、9条の不戦の思想を世界に広めていくことと思っています。