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2月19日は二十四節季の雨水。
雪が雨に変わり氷が溶け始めるころ、昔から農耕の準備を始める目安とされてきた。
今年は春の訪れが遅いみたい。この朝の名古屋の気温はマイナス3.5℃。
名古屋市民休暇村企画 「ぶらりスケッッチ雪景色」に参加するため、たくさん着こんで発熱懐炉を貼って、中央線で木曽福島駅へ。
参加者22名、休暇村のバスで一日目のスケッチポイント、崩越(くずし)集落へ。
雪に覆われた斜面には、木曽特有の石を載せた屋根の木造建物が点在。
これらは農機具などを収納する納屋。
住まいは現代風に改築されているが、納屋だから昔ながらの姿で残され、山村の面影を残している所。
2時間ほど描こうと努力したが、屋根の雪と地上の雪との境が描けず苦闘。
標高1250m、雪に囲まれた休暇村ロッジで宿泊。
ロッジはゆったりと広く、窓からは銀世界の向こうに中央アルプスの山並みも見えて快適。食事も、木曽ワインも美味。
利用者が減少し、存廃が問題になっているとか。
名古屋市民でなくても利用できます。皆様ぜひどおぞ!
翌日は開田高原 木曽馬の里 へ。
雲ひとつない紺碧の空いっぱいに広がる御岳山の雄姿。
何も考えず眺めているだけで心が清々しくなる。
腰まで埋まる雪の中で、紙面に落ちる雪片を払いながら、一生懸命描きました。
昼食は、郷土料理の 「投じ蕎麦」。
茸がいっぱい入っただし汁の鍋に、各自が柄つきのざるに入れた蕎麦を入れて温めながら食べる。
この柄つきのざるが手工芸品としてすばらしい。
帰路は、2時間に一本の各駅停車の列車を乗り継いで、車窓の夕陽を楽しみながら千種駅着。
ご一緒になった岐阜県駄知の皆さま、共子さま、ありがとうございました。
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