三太郎一家・福猫はどの子!PART7(完結編)

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お千代坊が静かに逝きました

2020-06-28 22:12:48 | 保護ねこを看取るとき
お千代の保護時期を調べるために、古いブログを検索しておりました。
保護直後の可愛いお千代の写真がありましたが、このブログを書いた記憶が無い。
この中の猫希望した人は誰ですか?全く記憶ありません。
https://ameblo.jp/soumenumai3/entry-11282356551.html
千代は私が育てました。兄弟の千代丸(コウスケ)は生後半年でFIPドライタイプで死亡。
子猫の看取りの中で一番辛い看取りとなった。忘れることができない、最後の苦しみを見た。

保護直後のお千代坊。可愛いな〜2012年の5月。暑いくらいの五月晴れの日。
高齢の猫ボラさんが、紙袋に入れて運んできた。ピーピー鳴いていました。
お千代とコウスケ。私の子供でした。


飼い猫の寿命が延びて18歳、19歳が当たり前。20歳。たまに20歳を超えることが
できる飼い猫の話を聞いてきました。なのに我が家の猫達の平均寿命は短い。
多頭飼いによるストレスが原因なのか。今は毎年のワクチン接種などは夢の中の夢。
定期的なフロントラインさえもできない状況の中、私の飼育方法が悪いと言われても反論ができない。
貧乏は悲しいです。食べていくのが精一杯の多頭飼いには、医療費の限界があります。

元保護猫カフェの店長、お千代が本日午後13時半過ぎに亡くなりました。8歳。短いです。
末期の腎不全でした。ここ半年、約10万円の医療費を使い延命をしましたが力つきました。
店長時代のお千代坊は、女子にしては骨格が大きく福よかでした。とにかく抱っこが好き。
全てのお客様に抱っこを求め、一度抱っこされると、おりない猫でした。
穏やかで愛嬌があって、賢く癒し系の猫。飼い猫としてはオンリーワン。だから誰にもあげなかった。


腎不全。この病気には今、治療法はありません。対処方法のみで死を待ちます。
だんだん痩せてくる。貧血になる。脱水がひどくなる。食べなくなる。
千代もどんどん痩せていきました。最後は骨と皮です。毎日の補液は私が行いましたが痩せると段々
難しくなる。針の先が皮を貫通して液が漏れる。失敗して何度も針を刺すことが辛くなる。
「お千代ごめんね。もう補液ができないよ」。そして死へのカウントダウンが始まる。
食べなくなっても元気に動く。甘えにくる。動き過ぎて動かなくなる。疲れて死んだように眠る。
口内が痛いのだ。痛みをこらえた表情で眠る。見ている自分が泣きたくなる。何もしてやれない。


お千代はベッピンさんだから、最後まで綺麗にしてようね。可愛いよ。きれいだよ。


きょうは運よく特売のバラが買えました。保護猫を看取るときに言う言葉は何時も同じ。

「うちに来てくれてありがとう。天国で待っていてね。全部の猫を看取ったらすぐに行くから」

千代、うちの子になってくれてありがとう。待っていてね。








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