三太郎一家・福猫はどの子!PART7(完結編)

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初めての飼い猫さんの埋葬

2018-12-03 18:39:44 | 猫専用供養碑
はっぴーねこちゃん供養碑は2016年9月に建立。
埋葬できるお骨の数は約800骨。
飼い猫も飼い主のいない猫も入れる猫専用の供養碑。
埋葬料は他の霊園に比べると格安。
埋葬希望の方がどっと来ると信じておりました。
それがですね、なんとこれまで有料での埋葬希望の方はなかったのです。
建立前に宣伝広告新聞チラシ1万枚。タウン誌に1年広告を出したのですが。
反響はなし!!!それは見事に有りませんでした。
お墓運営で得た収入で、お墓の敷地を増やすことを目的としていましたが、
それが必要ないほど、埋葬希望が無い。これは私の見込み違いですね。失敗かな。
友人知人に聞きてみました。どうしてお骨を埋葬しないのか。
リビングの棚にずらっと、骨壷を並べている愛猫家のあなた!

離れたくないからだそうです。自分が死ぬまでお骨と一緒に暮らすそうです。
う〜〜〜ん。気持ちは理解できるけど。自然に返そうよ。
土に返すことが、供養になるんだけどな〜と、私が言っても説得力が無い。

飼い主のいない猫の無料での埋葬は有ります。
地域猫活動を行うボラさん方へ、私から「ぜひ、お墓を活用して欲しい」と
積極的に営業しているからです。
その熱い思いはこちら→http://cafehappynekochan.blog.fc2.com/blog-entry-82.html
本当はね。練馬区内の路上死体全部を受け入れることが理想なのですが、
今の私には、そんな元気はない。今以上、悲しい死を見たら、私は確実に病む。無理はしない。
ご縁があって、ニルバーナさん、供養碑にやって来る猫を受け入れております。
地域猫や飼い主のいない猫を埋葬したい方は、ご連絡下さい。



前置きが長くなりました。猫専用供養碑を建立して2年が経過。
12月2日11時。初めて有料の埋葬第一回を行うことができました。
清々しい空気の中、飼い主さんご夫婦と、このテーブルを囲み、
和やかにお話をしながら、お骨を骨袋に移し、ご主人の手で
お墓に、そっと入れていただきました。本当に素敵な埋葬でした。完全な家族埋葬。
その素敵な時間に参加させていただき、私が嬉しかったのです。



飼い主さんからの埋葬申込みメールの一部抜粋させていただきました。
短い文章の中、どんな想いがあって、どれだけ猫を愛されていたか感じます。

「猫の名前は⭐️⭐️です。既に8年前亡くなりずっとそばに置いておきましたが
やっと心の整理がつき今回供養のためにも埋葬することにしました。」

有料の埋葬が初めてなら、読経をお願いしたのも初めてでした。飼い主さんの希望で、
僧侶によるお経をあげていただきました。お経を聞くと気持ちが温かくなり、
身が引き締まる感じ。上手く表現できませんが、お経の言葉を噛みしめ感動でした。

お経を上げた祭壇。お線香が3本に感動。(何も知らない私です)
読経の様子の写真はありませんが、記憶には鮮明に残っています。


埋葬を行った直後の供養碑。私は、この日の情景を忘れることはない。


そしてこの感動の日に、訃報がとどきました。
2011年から2013年まで一緒に地域猫活動を共にした、捕獲名人中野さん急死の知らせ。
私が中野さんと一緒に活動したこの時期は、これまでの活動の中で一番、TNRに集中した時期です。
名人中野さんに付いて、捕獲の修行をした時期でもあります。わけあって、2013年から
疎遠となっていました。時々、自転車ですれ違う中野さんを見ては、いつかは和解できる日が
来ることを望んでいました。もうすれ違うことはない。元気な姿を見ることはない。寂しい。
心が落ち着いたら、中野さんのことを書いてみます。
私より3つ年上の中野さん。早すぎるよ中野さん。でも、やっと休めたね。
どれだけ過酷な活動を継続していたか、私は想像できます。TNR、子猫の保護、
脱走猫の捜索、崩壊猫の保護。名人に課せられる重労働の酷さは、
一緒に活動した人間しか分からない。絶対に寝る時間を削っていたはず。
休日はなかったはず。止まらない保護、捕獲依頼があったはず。
それを断れなかったはず。

中野さんへ。私はあなたと一緒の活動時期が一番、楽しかったです。
本当にお疲れ様でした。ゆっくり休んで下さい。これまでのご指導に感謝しております。
ありがとうございました。

追記:中野さんは72歳だったそうです。
私はずっと3歳上と信じていました。
嘘だったのですね。中野さん!
サバ読みすぎ!







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