県庁舎、現在地で建て替えを
党埼玉県委員会・県議団が要望書
日本共産党埼玉県委員会と同県議団は17日、大野元裕県知事あてに「県庁舎の現在地での建て替えを求める要望書」を提出しました。城下のり子、伊藤はつみ、山崎すなおの各県議が出席しました。
埼玉県は12日、老朽化した県庁舎の再整備について、現在地(さいたま市浦和区)か、順天堂大学付属病院建設予定地(大学側が計画を断念)だった、さいたま市緑区美園の県有地への移転のいずれかとする方針を発表しています。
要望書は、築70年以上の本庁舎の建て替えはやむをえないとしても、比較的新しい議会棟や危機管理防災センターなど十分使える施設もあり、それらを大事に使いながら、順次建て替えを進めていくべきだと指摘。物価高などで県民生活が疲弊するなか、建て替えは可能な限り低予算に抑えるべきであり、多年にわたって県庁と共存・共栄してきた浦和のまちを置き去りにし、衰退させるべきではないとしています。
応対した三橋亨・人財政策局長は「意見の一つとして大切にしたい」と回答。今後県民アンケートや専門家会議、技術的指摘などから2案の絞り込みを行うと述べました。